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神の子とされる

神の子とするために(2016.12.18)

宣教題  「神の子とするために」           宣教 川原﨑晃牧師
聖 書  ガラテヤ4章1~7節

「時が満ちると」とは(4節)、神ご自身がご計画の中で最善と思われた歴史の一点であり、すでに旧約の時代から預言されてきた救い主の来臨の時が満ちたということです。それが、クリスマスの時であり、キリストが私たちを「神の子となさるため」(5節)に遣わされて来られたのです。

1.キリストの贖いによって
人は、被造物を神として、それらに縛られまた依存して、その奴隷となっていました。そこから解放するために、神は御子イエス・キリストを遣わされたのです(3~4節、8節)。この御子は、人とおなじように「女から」生まれなさり、罪を除いて、すべての弱さ、痛み、悲しみを人と共に背負われたのです。ここにも、私たちは神の愛を見るのです。
それだけではなく、御子は、十字架において律法の裁きを人に代わって背負ってくださったことにより、「わたしたちを神の子」としてくださったのです(5節)。この事実を自覚しつつ、信仰の歩みをすることが必要です(7節a、3章26節)。

2.父なる神への全面的な信頼をもって
神の子とされた者は、神の愛を信頼して、神と共に歩むようになります。それは、父なる神を「アッバ、父よ」と全面的な信頼を込めて呼びかける関係に生きることなのです。この恵みは、今の私たちの心にも聖霊を遣わしてくださっていることによって、同じように「アッバ、父よ」と信頼して祈ることができるのです(6節)。
しかも、神の子として「神によって立てられた相続人でも」あり(7節b)、「神の国を受け継ぐ」(5章21節)者なのです。神の子とされた者は、このことを支えとして、そこに望みを置きつつ、地上の人生を歩むのです。このように、私たちは神との交わりを親しくさせていただきつつ、神への全面的な信頼に生きるのです。