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時を生かす

時を生かし用いよ(2013.12.8)

宣教題  :「時を生かし用いよ」   宣教:   川原﨑 晃 牧師
聖    書  : テモテへの手紙二 4章1~5節

私たちは、将来において、主イエスが「出現」される再臨を待ち望んでいます(1節)。この再臨待望信仰に生きる私たちに主が命じられていることは、「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい」です(2節)。私たちは、主の再臨に備えつつ、今の時を生かして用いることが大切なのです(エペソ5章16節)。

1.時を生かして  1~2節
「折」とは、ただ漠然と続いていく時というのではなくて、内容のある、人の人生において欠くことのできない危機的な時ということです。それは、神の救いがもたらされる恵みの時です。その時を買い占めるように自分のものとするかしないかによって、人の人生が決まってきます。
私たちは、再臨の主イエスを思いつつ、今の自分の在り方や生き方を捉え直して、進むべき道を確認し、また改める決断をしたいものです。それは、受胎告知を受けた主の母マリアが、神の御言葉どおりに神の御計画が自分の身に成るように、大胆に決断したことに通じるものです(ルカ1章38節)。彼女は、神の時を生かしたのです。

2.時を用いる  2~5節
主イエスの出現に思いを集中することから生まれてくるものは、「御言葉を宣べ伝えなさい」と命じられることに忠実であることです。御言葉とは、聖書に証言されている福音であり、その中味はイエス・キリストのことです。
御言葉を宣べ伝えるとは、御言葉によって養われて生かされている自分自身を(2テモテ3章16節)、そのまま他者に提供し差し出すときに、自分の内に生きている御言葉の力が他者にも伝わるということです。その時、御言葉は大きな実を結ぶのです。ただ、私たちは、「忍耐強く」寛容な心で、他者に向かうことが大切です。
あらゆる時を用いて、私たちが御言葉を宣べ伝えることを可能にしてくださるのは、神ご自身です(ルカ1章37節)。