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信仰の継承

次世代への継承(2016.1.3)

宣教題  「次世代への継承」          宣教 川原﨑 晃牧師
聖 書  2テモテ1章1~14節

この手紙は伝道者パウロから愛弟子のテモテに書き送られたものですが、キリスト者すべてに語られている内容です。パウロが主イエスからゆだねられた福音を、テモテにゆだねていこうとしている姿勢があります。ここには、どのように福音を継承していくかについて述べられています。

1.恵みによって
キリスト者が福音に生きることに、またテモテのように主と教会と人々に仕えることに弱さや足りなさや無力感を覚えたりすることがあります(3~4節)。主イエスは、そのような者に、聖霊の恵みに与り続けるように勧めています(6節)。
それは、おく病な者を大胆な者に変えてくださる神の恵みの賜物です(7節)。具体的には、主イエスを証しする「力」の霊(使徒言行録1章8節)、人を生かす神の「愛」の霊(ローマ5章5節)、健全な「思慮分別」すなわち慎みと常識の霊という恵みです。それによってテモテは、福音のためには一歩も退かなかったほどに変えられています(ヘブライ13章22節)。
私たちは、聖霊によって燃えたたせていただくという恵みの継承が必要です。

2.信仰によって
聖霊に燃えたたせられ続けるには、私たちが主イエスに自分自身を明け渡して従うことが大切です。それを具体的にさせていただくためには、テモテ同様に私たちが信仰によって見続けている必要なものがあります。まず、福音の出所である主イエスご自身を仰ぎ見ることです(9~12節)。福音は、神によって開かれ、イエス・キリストの救いの恵みによって明らかにされているからです。さらに、信仰の遺産を回顧することであり、「純粋な信仰」を受け継いでいくことです(5節)。そして、信仰に立っている聖徒たちを見て励まし合うことです(16~18節)。
ゆだねられた福音が私たち自身と周囲を変え、それが次世代にまで伝えられて受け継がれ、さらに拡大していくという信仰に立たせていただきましょう。