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Kobe Central Church

礼拝ご案内・行事予定(2020年6月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉がわかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

 

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日) 第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:00 第2礼拝 :AM10:45 ~ 11:45 第3礼拝 :PM 5:00 ~ 6:00 ○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15 楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。 いつでもお入りください。
7日(日) 第1聖日 礼拝 「暗闇に立つキリスト」 ルカ22:47~62 休会
14日(日) 第2聖日 花の日礼拝 「キリストへの畏れをもって」 エフェソ5:21~33 天地創造
創世記1:1~31
鎌野 健一
21日(日) 第3聖日 父の日・伝道礼拝 「記念日にすること」 マルコ2:23~28 人間の創造
創世記1:26~31
増永  茂
28日(日) 第4聖日 海外宣教日礼拝 「聞く力」 ルカ22:63~71 罪の始まり
創世記2:15~17、3:1~7
山崎  勝

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~11:30、PM 7:00 ~ 8:00

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを神さまに感謝するものです。

6月行事予定

■ 7日(第1聖日)礼拝 6月誕生者祝福
■ 14日(第2聖日)礼拝 役員会
■ 21日(第3聖日)父の日・伝道礼拝  銀婚式
■ 28日(第4聖日)海外宣教日礼拝

7月行事予定

■ 5日(第1聖日)礼拝 7月誕生者祝福 聖餐式  教会学校教師研修会2
■ 12日(第2聖日)礼拝
■19日(第3聖日)教団創立記念日礼拝
■26日(第4聖日)伝道礼拝  

キリストの従順のゆえに(2020.5.24)

聖書

キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみを通して従順を学ばれました。(ヘブライ5章8節)

礼拝音源(29.5MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ローマ5章5節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 14編1~7節
会衆祈祷 一  同
聖  書 ルカ22章39~46節
ヘブライ5章7~9節
使徒信条 93-4 1A 一同起立
賛  美 280 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「キリストの従順のゆえに」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
賛  美 303 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

私たちは、キリストでさえ「学ぶ」必要があったこと、それが「従順」であったこと、それを学ぶのに「多くの苦しみ」を通してであったことに、驚きを覚えます(ヘブライ5章8節)。
主イエスは、十字架を前にオリーブ山で祈られたことを通して、ご自身どういう者なのか、私たちとどのような関わりをもたれたのかを明らかされました。

1.苦しみを伴った祈り
この祈りは、苦しみを伴う壮絶なものでした。「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください」(42節)、神の裁きの杯を取り去ったくださいと祈られました(詩編73編7~8節参照)。そして、「イエスは苦しみもだえ、いよいよ切に祈られた。汗が血の滴るように地面に落ちた」(44節)と、死の恐ろしさのゆえに苦しみもだえて祈られました。主イエスは、立っていられないほど困惑し、恐れ、「ひざまずいて」祈られたのです(41節)。
なぜ、このように恐れられたのでしょうか。主イエスご自身が、全世界の罪を一身に負い、世の罪を取り除く神の小羊として十字架に架けられるからです。これまで、父なる神との交わりの断絶を経験したことのないお方が、その交わりを断たれるという「苦しみ」だからです。主イエスの「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マルコ15章34節)との十字架上の叫びこそ、その苦しみの極致でした。ここに、キリストの孤独があります。
主イエスは、今の私たち一人ひとりに代わって、この苦しみを伴う祈りをされたのです。

2.父なる神への服従の祈り
主イエスは、「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください」と願い祈りながらも、「わたしの願いではなく、御心のままに行ってください」と祈られました(42節)。父なる神の御心とは、御子イエスが全ての人の罪の贖いを成し遂げることでした。主イエスはそれに従い通されたのです。
そして、このように主イエスは祈りながら、弟子たちに「誘惑に陥らないように祈りなさい」と二度にわたって言われました(40節、46節)。誘惑に陥るとは、神への信頼を失うことであり、失わせようとすることです。ですから、父なる神に信頼することに無感覚になって、信頼できなくなることのないように祈るのです。

主イエスの従順が、私たちの永遠の救いの源となりました(ヘブライ5章9節)。ですから私たちは、人となられた活ける神である主イエスを信じ仰ぎ見るのみです(讃美歌21 280番「この人を見よ」参照)。そして、「御心のままになさってください」と祈られた主イエスの祈りに支えられて、神の御心がこの私と私の人生の歩みに行われますようにと祈り、歩み出すのです。

新しい酒は新しい革袋に(2020.5.17)

聖書

また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。(マルコ2章22節)

礼拝音源(23.4MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 エゼキエル36章26節a,28節b 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 15編1~5節
会衆祈祷 一  同
聖  書 マルコ2章18~22節
使徒信条 93-4 1A 一同起立
賛  美 56 一同起立
牧会祈祷 石﨑善土伝道師
宣  教 「新しい酒は新しい革袋に」 石﨑善土伝道師
祈  祷
賛  美 403 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

ファリサイ派の人々は、習慣に従って断食をしていた。当時の信仰心の表明として、ごく普通のことでした。洗礼者ヨハネの弟子たちは、師が捕らえられた(1:14)ことを悲しみ、断食をしていました。それなのに、「なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか」というのが、イエスに向けられた質問でした。

1.花婿のたとえ
批判に対して、主は今の状況を結婚の祝いの宴にたとえられました。イエス自身を花婿とし、花婿が共にいる喜びの席で、悲しみを表明する断食を行うのはふさわしくないとされました。表面的な行為としての断食を嫌われました。
花婿であるイエスが取り去られ時が来るとして、十字架に架けられる時が来ることを暗に預言され、その時には、イエスの弟子たちも断食をすると言われました。

2.布と革袋のたとえ
イエスは続けて、新しい時代が来ていることを、たとえを通して伝えられました。
新しい布は、洗うと縮んでしまう(最近の布はそうでもないようですが)。新しい布を、縮み切っている古い服に継ぎ当てると、新しい布が縮んで裂けてしまう。
新しい酒(ぶどう酒)は、発酵が進むとガスが出てくるため、伸びきった古い革袋に入れると、ガスによる膨張に耐えられず、袋が裂けてしまう。そうすれば、酒も袋もだめになってしまう。
この2つのたとえを通して、イエスのもたらした新しい教えと救いは、従来のファリサイ派や洗礼者ヨハネの弟子たちの生き方には収まらないと言われました。

3.従来の価値観との対立
上の三つ目のたとえは、当時のことわざとして使用され、私たちのまわりでも使用されることがあります。しかし、その中心にイエスがいるのといないのでは、全く違う意味になります。イエスのもたらした救いは、旧約聖書の時代から神によって計画され、約束されていたものでした。しかし、神の御心を知り、従うところから離れてしまっていた人々には、異質で新しいものとして捉えられました。そのため、イエスの教えは、彼らの教えと対立しました。それは、ファリサイ派や洗礼者ヨハネの弟子たちだけでなく、世界中の全ての宗教や文化と対立し、今も続いています。
私たちは、この地上で生きる限りは多かれ少なかれ、息苦しさを覚えます。それは、「あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。」(ルカ12:51)ともあるように、イエスの教えと社会の価値観が対立し、私たちの中にある、この世に造られた価値観とも対立するからです。しかし同時に、イエスに従うとき、この世の価値観から解放されます。
息苦しさを感じた時こそ、神に近づくチャンスです。ありのままの本音を神にぶつけ、表面的ではなく御心を知り、あわれみと愛を受けていることを知り、日々の生活を喜ぶものと、ならせていただこうではありませんか。

悪い時代をどう生きるか(2020.5.10)

聖書

時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。(エフェソ5章16節)

礼拝音源(19MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ヨエル3章1節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 127編1~5節
会衆祈祷 一  同
聖  書 エフェソ5章12~17節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 11 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「悪い時代をどう生きるか」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
5月誕生者祝福 イザヤ書40章11節
賛  美 531 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

パウロは、先に「光の子として歩みなさい」(8節)と勧め、「暗闇の業に加わらないで」(11節)と語りました。その暗闇の業は、私たちが以前は普通に口にしていたこと、普通に行っていたことです(4章31節、5章3~5節)。これらは主に喜ばれる実を結ばないものでした(5章10~11節)。このような暗闇の業が作り出す「今は悪い時代」です(16節)。この時代に、私たちは、どのように歩めばよいのでしょうか。

1.目覚めて生きる  12~14節
暗闇の業が光であるキリストによって明らかにされることによって、今やキリストに信仰によって結ばれた者は光の中にある者とされました(13~14節a)。
そのように光とされた者は、キリストへの信仰の告白となり賛美となります(14節b)。これは、初代教会の洗礼式で歌われた賛美と言われており、キリストを通して神を信じるとはどういうことなのか、洗礼を受ける前と後ではどう異なるのかとの内容です。
詳しく味わってみます。自分について、世界について、神について知ろうとしないで漫然と生きているのが「眠りについている者」です。神を信じるということは、そのような眠りから目覚めていることであり、「死者の中から立ち上が」ることです。そうすることによって、自分が何者なのかを自覚し、この世界が何であるかを意識して、神に心を向けるようになるのです。そして、暗闇の中にまどろんでいた者が、「起きよ」と光へと呼び出され、キリストに照らされて生きるのです。
洗礼にあずかっている者は、いかなる時であっても「目覚めて生きよ」とのこの賛美の呼びかけを聞き続けて歩むのです。

2.知恵ある者として歩む  15~17節
悪い時代のただ中を生きるからこそ、「賢い者として、細かく気を配って歩」むのです(15節)。賢い者とは、「知恵」ある者であり、神から与えられた永遠の救いに関わる知恵を与えられている者です。そのように歩む秘訣は、こうです。
まず、「時をよく用いなさい」(16節)とあるように、単なる時間ではなく、機会あるいは時期や好機をわきまえて十分に生かすことです。自分たちが生きている世界がどのようなものであるかを自覚して、今の機会を逃さずに最善に用いるのです。
そして、「主の御心が何であるかを悟りなさい」(17節)とあるように、キリストの御心を悟って歩むことが、知恵をいただいていることです。その主の御心を悟って生きてこそ、今の機会が用いられるのです。そのためには、主の御心に生きたいと願うことです。主ご自身と親しく交わることです。
「今は悪い時代なのです」と言われる「今」は、パウロの時代のみでなく、代々の信仰者にとっても、私たちにとっても、私たちの子どもたちにとっても、常に「今」です。「今の悪い時代」のただ中を生きる者は、目を覚まし、主の御心を悟り、知恵ある者として歩み続けるのです。

 

変わる環境でどう生きるか(2020.5.3)

聖書

わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。(フィリピ4章13節)

礼拝音源(23.2MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ヨハネ16章13節a 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 91編1~16節
会衆祈祷 一  同
聖  書 ルカ22章35~38節、フィリピ4章13節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 148 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「変わる環境でどう生きるか」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
賛  美 456 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

主イエスは、私たちの過去、現在、将来に解決と導きを与えてくださり、永遠に変わることのないお方です(ヘブライ13章8節)。ところで私たちの人生は、さまざまに変わりゆく環境と状況下に置かれます。

1.変わりゆく環境 

主イエスは、十字架にお架かりになられる前夜、「言っておくが、『その人は犯罪人の一人に数えられた』と書かれていることは、わたしの身に必ず実現する」(37節、イザヤ書53章12節参照)と言われました。このようにして、主イエスは、私たちに代わって神から捨てられてくださったのです。神の愛の中を歩まれた主イエスのご生涯において、これほど大きく重大な変化はありません。

この時、主の弟子たちにも大きな変化が起こりました。彼らが主イエスに従うようになった頃と(35節、ルカ9章1~6節及び10章1~12節参照)、主イエスが十字架を前にされた時とは、逆のことが指示されたからです(36節)。しかも、危機が来るから、自らの身を守る態勢を取るように話されました(38節)。

このような環境の変化は、私たちにも訪れます。平穏であった日々が、突如苦難と言われる経験をするからです。

2.変わることのない主 

主イエスは、「わたしの身に必ず実現する」(37節)と言われたことを父なる神の御心とされ(ルカ22章42節)、それを「成し遂げられ」(ヨハネ19章30節)、父なる神に「ゆだね」切られました(ルカ23章46節)。その救いの事実は変わりません。

弟子たちは、この主イエスの配慮の行き届いた恵みを数えることができ(35節)、主イエスのとりなしの祈りの恵みに与ることになりました(ルカ22章32節)。

私たちは、パウロ同様に、さまざまな変わりゆく環境(境遇)に置かれますが、それに対処する秘訣を授かっています(フィリピ4章10~12節)。主イエスが願われるその御旨を知って仕えさせていだたく時に、それを可能にしてくださるのが主イエスだからです(同13節)。主イエスは、今も変わることなくとりなし祈り、備え、助け、力づけていてくださいます。ですから私たちは、このお方に堅く信頼を置くのです。

 

礼拝ご案内・行事予定(2020年5月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉がわかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

 

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日) 第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:15 第2礼拝 :AM10:45 ~ 12:00 第3礼拝 :PM 7:00 ~ 8:00 ○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15 楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。 いつでもお入りください。
3日(日) 第1聖日 礼拝 「変わる環境でどう生きるか」 ルカ22:35~38 休会
10日(日) 第2聖日 母の日礼拝 「悪い時代をどう生きるか」 エフェソ5:12~17 休会
17日(日) 第3聖日 礼拝 「新しい酒は新しい革袋に」 マルコ2:18~22 休会
24日(日) 第4聖日 伝道礼拝 「キリストの従順のゆえに」 ルカ22:39~46 休会
31日(日) 第5聖日 ペンテコステ感謝礼拝 「緊急の必要」 エフェソ5:18~20 休会

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~12:00、PM 7:00 ~ 8:30

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを神さまに感謝するものです。

5月行事予定

■ 3日(第1聖日)礼拝 ■ 10日(第2聖日)母の日礼拝 銀婚式 5月誕生者祝福 ■ 17日(第3聖日)礼拝  バルナバミッション祈祷会 ■ 24日(第4聖日)伝道礼拝 役員会 ■ 31日(第5聖日)ペンテコステ感謝礼拝 洗礼式  質問受付会

6月行事予定

■ 7日(第1聖日)礼拝 6月誕生者祝福 聖餐式 ■ 14日(第2聖日)礼拝  花の日行事 ■ 21日(第3聖日)父の日・伝道礼拝 ■ 28日(第4聖日)海外宣教日礼拝  Happy Sheep 6月  教会総会(定期総会)

仕える者(2020.4.5)

宣教題 「仕える者」           宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ22章24~34節

聖書朗読(0.5MB)

メッセージ(10MB)

 主イエスが十字架に架かられる前日まで、弟子たちは誰が一番偉いと思われているかと議論してきました(マタイ18章1~4節、同20章20~28節、ルカ22章24~27節)。それに対して主イエスは、十字架の救いの恵みに生かされて、「仕える者」に造られていくようにと語られます(26節)。

1. 試練によって  28~31節
 弟子たちは、主イエスがこれまで遭われた試練のときと同様に、この後の受難に対しても、一緒に踏みとどまって従い続けるように求められています(28節)。ところが、シモン・ペトロがそうであったように、このような試練のときにサタンによってその信仰がふるわれることがあります(31節)。
 主イエスは、そのような試練を通して、私たちを「仕える者」として造りあげていってくださいます。そして、天の御国における栄光の恵みに与らせてくださるのです(29~30節)。

2.主イエスによって 32~34節
 私たち自身の決心は、ペトロのようにしばしばつまずくことがあります(33~34節)。主イエスは、そのような者たちのために、「信仰が無くならないように」とりなし祈られます。後にペトロは、復活された主イエスによって信仰が回復され、その恵みを宣証していきました(32節)。
 主イエスが今も生きて私たちをとりなし続けていてくださることに、大きな驚きを覚えます(ヘブライ7章25節)。そのような恵みに与る私たちは、「仕える者」として造り変えられていくのです。

聖なる者にふさわしく(2020.3.29)

宣教題 「聖なる者にふさわしく」      宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 エフェソ5章1~5節

 初代教会は、迫害や自然災害や疫病といった問題のみか、不道徳や不一致や異端といった問題に遭っていました。そうした中にあって、すでに主イエスによって聖なる者にさているのですから、それにふさわしく歩むように命じています(3節)。

1.神の愛によって生かされるように  1~2節
 神に倣う者とは、神に愛されている神の子として、その愛によって生かされ、その愛を手本として愛することです(1節)。そして、主イエスが、ご自身を「いけにえ」として神に献げてくださるまでに私たちを愛してくださった、その愛に生かされて愛のうちを歩むのです(2節)。
 教会は、今日に至るまで、永遠の命が与えられているという確信のともなった希望をいだいて、信仰に基づく愛の共同体としての歩みをしてきました。いつまでも残るものは、この信仰と希望と愛に生きることです(1コリント13章13節)。

2.神を感謝して生きるように  3~5節
 続いて、聖なる者にふさわしくない言葉を口にしないことを命じています。それは、人を卑しめたり、自分をおとしめたりする不品行な言葉、神の不名誉となるような言葉を口に出してはいけないということです(3へ4節a)。そうでないと、偶像礼拝者となり、キリストと神の国を継ぐことができないからです(5節)。
 そこで積極的に口にする言葉は、神が備えて与えてくださるすべてのことに対して、神を感謝することです(4節b)。神が生きて働いておられることを信じて感謝し、神は変わることのないお方であることに望みをおいて感謝し、神が愛していてくださることを感謝するのです。

聖書朗読(0.5MB)

メッセージ(11MB)

礼拝ご案内・行事予定(2020年4月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉がわかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日) 第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:15 第2礼拝 :AM10:45 ~ 12:00 第3礼拝 :PM 7:00 ~ 8:00 ○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15 楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。 いつでもお入りください。
5日(日) 第1聖日 パームサンデー礼拝
「仕える者」 ルカ22:24~34
十字架による救い
ヨハネ19:28~30
鎌野 健一
12日(日) 第2聖日 イースター感謝礼拝
「大いなる逆転」 1コリント15:50~58
復活の主との出会い
ヨハネ20:11~18
山崎  勝
19日(日) 第3聖日 礼拝
「招かれる罪人」 マルコ2:13~17
休会
26日(日) 第4聖日 子供礼拝・伝道礼拝
「光の子として歩みなさい」 エフェソ5:6~11
休会

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~12:00、PM 7:00 ~ 8:30

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを神さまに感謝するものです。

4月行事予定

■ 5日(第1聖日)礼拝 4月誕生者祝福 奉仕者任命式  教会学校教師研修会①
■ 12日(第2聖日)イースター感謝礼拝 洗礼式
■19日(第3聖日)礼拝  役員会
■26日(第4聖日)伝道礼拝

5月行事予定

■ 3日(第1聖日)礼拝 
■ 10日(第2聖日)母の日礼拝 銀婚式 5月誕生者祝福
■ 17日(第3聖日)礼拝  バルナバミッション祈祷会
■ 24日(第4聖日)伝道礼拝 役員会
■ 31日(第5聖日)ペンテコステ感謝礼拝 洗礼式 質問受付会

新しい救い(2020.3.22)

宣教題 「新しい救い」          宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ22章14~23節

 救いという言葉は、思想的な意味で、経済的な意味で、道徳的な意味で、病のいやしといった意味などに用いられます。ところで聖書は、イエス・キリストが成し遂げてくださった救いについて語ります。それは、全て人に必要な新しい救いです。

1.その救いに招かれているのは、あなた! 
 主イエスは、十字架に架かられる前日に、使徒(弟子)たちを食事に招きたいと「切に願って」準備してくださり、主イエスを中心にして弟子たちも周りに座りました。それは、かつてイスラエルの民が、神の救いを経験したことを記念しての「過越の食事」でした(14~15節)。この「出エジプト」の出来事は、神の審きが過ぎ越すということを意味する救いであり、囚われているところから解放されて新しく出発することを意味する救いでした(出エジプト12章)。
 主イエスは、罪人に対する神の審きを十字架上で身代わりに受けてくださり、新しい歩みをスタートする救いに招いていてくださいます。

2.その救いを受け取るのは、あなた! 
 主イエスが与えてくださるパンを食することは、主イエスと一つになることであり、ぶどう汁を飲むことは、十字架で流してくださった罪の赦しの恵みに与ることを意味しています(19~20節)。
 この主イエスが差し出された救いは、一人ひとりが自分で受け取ることによってのみ、自分のものとすることができるのです(17節、1テモテ1章15~16節)。「信じて洗礼を受ける者は救われる」(マルコ16章16節)と招かれる主イエスの救いを受け取って歩み出すのは、あなたです。

聖書朗読(0.9MB)

メッセージ(11MB)

罪を赦される方(2020.3.15)

宣教題 「罪を赦される方」        宣教 石﨑善土伝道師
聖 書 マルコ2章1~12節

イエスは再び、カファルナウムのペトロとアンデレの家に帰って来られた。イエスは救いを求める人がいるところに来て下さる。

1.イエスの元に集まる人々
 イエスのところへは、群衆、中風(麻痺)の人一行、律法学者たちが集まって来た。群衆は言い広まったイエスの評判を聞き、見に来た。中風の人一行は癒しを求めて。律法学者たちは偵察のため。それぞれの目的があった。

2.中風(麻痺)の人の罪の赦し
 当時は、体が麻痺して動かない人は、汚れた者として神の前に出ることができなかった。そうなった原因は、罪を犯したためと言われていた。(イエスは、それを否定していた[ヨハネ9:2,3])。イエスは病を癒すより、中風の人の罪を赦した。その人の本当の必要に応えられた。そこには、大きな喜びと平安があったであろう。
 罪が赦されたことは、外から見ていても分からない。律法学者たちはイエスが罪を赦す権威を持っている事が分からず、神を冒涜していると考えた。イエスは罪を赦す権威がある証明として、中風を癒した。難しい事を行うことが出来れば、より易しいことは当然行う事が出来るという証明方法であった。見ていた群衆は神を賛美した。

3.当事者になっているか
イエスは、日々私たちのところへも来てくださる。私たちは、群衆ではなく、律法学者でもなく、イエスの元に癒しを求めて来た中風の人のように、救い主イエスの前に出て、血潮による約束の赦しと、立ち上がる力を日々受け取ろう。そして、イエスの使者として喜びをもって遣わされる者とならせていただこう。

聖書朗読(1MB)

メッセージ(14MB)

あなたは誰の使者(2020.3.8)

宣教題 「あなたは誰の使者」        宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ22章1~13節

 主イエスは、ご自分が十字架に向かって歩まれる道を備えておられました。それに対して、主イエスの弟子たちがそれぞれ誰の使者となって歩んだかを語っています。

1.その道を踏み外す使者  1~6節
 ここに、主イエスを裏切ったイスカリオテのユダが登場します。ユダは、ユダヤ地方出身ということからプライドを持っていました。主イエスは、そのユダを信頼して会計を任せられましたが、彼はその会計の中身をごまかしていたのです(ヨハネ12章6節)。そして、主イエスを敵対する指導者に引き渡すことを決めたのです(4~5節)。その結果、敵方と手を結び、その使者となったのです。そこに見るユダは、サタンに対して心を開いている状態です(ヨハネ13章27節)。
 私たちは、主イエスがすでに備えておられる十字架の救いの道を、私たちの方から踏み外すことのないようにしたいものです。

2.その道を歩んでいく使者  7~13節
 ここに、主イエスが備えられる最後の晩餐のために、ペトロとヨハネは主イエスの使いとしての働きを始めようとしています。それは、主イエスがこの二人を信頼されて、ご自身が計画しておられることに参加させ、その道を歩ませることでした(8~10節)。すべては、「イエスが言われたとおり」だったのです(13節)。
 私たちは、いつでも主イエスに従って、その道を歩んでいくことが大切です。その意味が十分分からないとしても、主イエスの使者として遣わされているという意識をもって、託されている務めを果たしていくのです。その時、「後で、分かるようになる」(ヨハネ13章7節)との主のご計画に生きる祝福を経験をするのです。

聖書朗読(0.8MB)

メッセージ(10MB)

神の恵みに戻る(2020.3.1)

宣教題 「神の恵みに戻る」         宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 エフェソ4章25~32節

 私たちが心の底から新たにされ続けるならば(4章23~24節)、その生活に変化が生じます。そして、その恵みに生きる生き方を見た人々にも変化をもたらします。

1.恵みを与える  25~31節
 主の恵みによって新しい人を身に着けていることにより、その言動が新しくされます。実際的には、次のように勧められる生き方です。
偽りを捨てて、愛の真実の言葉を語りなさい(25節、4章15節)。悪魔は、その愛の言葉を語ることを壊そうと隙を狙ってくるので、怒ることがあっても、罪を犯してはなりません(26~27節)。正当な働きで収入を得ることによって、困っている人々に分かち与えなさい(28節)。悪い言葉を口にしないで、人を造り上げる言葉が語られ、神の恵みが伝えられるようにしなさい(29節)。聖霊による救いの保証をそこなうような言動で、聖霊を悲しませることにないようにしなさい(30~31節)。
恵みを与える生き方に変えられ続けている教会でありますように。

2.恵みを与え合う  32節
 新しい人を身に着けた人たちは、「互いに」親切にし、憐みで接するようになり、何よりも「互いに」赦し合う生き方に変えられます。
 赦すことができたことは大きな恵みです。神と人に赦していただいていることを知ることも大きな恵みです。それは、互いに恵みを与え合う交わりから生まれます。そのようにさせていただくことのできるのは、キリストの十字架の事実によって、神が一人ひとりを赦してくださっていることを体験しているからです。

恵みを与え合い続けることのできる教会でありますように。

聖書朗読(0.6MB)

メッセージ(9MB)

永遠の救い(2020.2.23)

宣教題 「永遠の救い」          宣教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ21章25~38節

 イエス・キリストを救い主と信じている者は、神が一人ひとりにご計画をもっておられるゆえに将来への望みがあり、世界が聖書の語る通りに進んでいくという安心を持っています。そこで、今日の聖書箇所では、次のことを問いかけています。

1.世界の終わりが見えていますか  25~33節
 聖書は、この世の終わりについて直截に語ります。世界大の規模で異変が起こり、人々が気を失うほどの混乱に陥れるものです(25~26節)。そのようなことが起こるなら、神の永遠のご支配が近づいていることを知ることになり、それを「決して滅びない」神の御言葉によって確かめることができます(29~33節)。
 そしてその時、再臨される主イエスを全ての人が見ることができるのです(27節)。それは、魂も体も罪と死から完全に解放され、大いなる神の救いの完成がもたらされる時です(28節)。

2.あなたの将来が見えていますか  34~36節
 それに対して、私たちはどのような備えをしていればよいのでしょうか。神を見失った生活に対して心が鈍くなり、その虜になってしまうことのないように気をつけ、審判者である主イエスの前に立つことのできるように、「いつも目を覚まして」祈ることです(34~36節)。
 そのような備えをしている者は、人間は死んで終わりではなく、死後にさばきがあることを知っています(ヘブライ9章27節)。ですから、十字架と復活によって罪と死に勝利された主イエスを信じるのです(ヨハネ3章16節)。それは、永遠の滅びから救い上げて、神の永遠の栄光にあずからせる救いです。

聖書朗読(0.9MB)

メッセージ(9.3MB)

礼拝ご案内・行事予定(2020年3月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉が、わかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日)
第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:15
第2礼拝 :AM10:45 ~ 12:00
第3礼拝 :PM 7:00 ~ 8:00
○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15
楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。
いつでもお入りください。
1日(日) 第1聖日 礼拝 「神の恵みに戻る」
エフェソ4:25~32
別の助け主
ヨハネ14:12~17
鎌野 健一
8日(日) 第2聖日 礼拝 「あなたは誰の使者」
ルカ22:1~13
キりストにある平安
ヨハネ14:27~31
山崎  勝
15日(日) 第3聖日 礼拝 「罪を赦される方」
マルコ2:1~12
ぶどうの木なるキリスト
ヨハネ15:1~8
増永 茂
22日(日) 第4聖日 伝道礼拝 「新しい救い」
ルカ22:14~23
祈と証し
29日(日) 第5聖日 礼拝 「聖なる者にふさわしく」
エフェソ5:1~5
キリストの名による祈り
ヨハネ16:19~24
鎌野 健一

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~12:00、PM 7:00 ~ 8:30

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを、神さまに感謝するものです。

3月行事予定

■ 1日(第1聖日)礼拝 3月誕生者祝福 聖餐式 JY・CS合同行事 新任教師研修
■ 8日(第2聖日)礼拝 献児式 役員会 新任教師研修
■ 15日(第3聖日)礼拝 新任教師研修
■ 22日(第4聖日)伝道礼拝 新任教師研修
■ 27日ー29日   JCYC スプリングキャンプ
■ 29日(第5聖日)礼拝

4月行事予定

■ 5日(第1聖日)礼拝 4月誕生者祝福 聖餐式 奉仕者任命式  教会学校教師研修会①
■ 12日(第2聖日)CS合同礼拝 イースター感謝礼拝 洗礼式  召天者合同記念会
■19日(第3聖日)礼拝  役員会
■26日(第4聖日)子供礼拝・伝道礼拝  エノク会総会