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2023年11月26日

救わないことで救う(2023.11.26)

聖 書

「他人は救ったのに、自分は救えない。メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」(マルコによる福音書15章31、32節)

礼拝音源(34.7MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ペトロの手紙一2章25節 司 会 者
頌  栄 288 一同起立
賛  美 2 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交  読 詩編66編
会衆祈祷 一  同
聖  書 マルコ 15章16〜32節
使徒信条 93-4 1A 一  同
牧会祈祷 鎌野直人副牧師
宣  教 「救わないことで救う」 鎌野直人副牧師
祈  祷
賛  美 299 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 鎌野直人副牧師
後  奏

宣教要旨

1 十字架に架けられる王
イエスはローマ帝国への反逆者として十字架に架けられた。兵士たちはユダヤ人の王、万歳、と語ったり、王としての服を着せたりして皮肉った。ゴルゴタへと送られたイエスは、ぶどう酒を受け取らず、十字架に架けられることを受け入れた。
2 十字架に架けられるダビデの子
イエスは服を奪われて、裸にされた。ユダヤ人の王と罪状書きに記され、二人の強盗が左右の十字架に架けられた。これこそがイエスの王座である。人々は頭を振り、イエスを罵った。詩編22編の通りの出来事がイエスこそダビデの子であることを指し示していた。本当の敵は人々の皮肉を用いてイエスの王であることを隠そうとする。しかし、全く抵抗しないことによって、イエスは本当の敵と戦った。
3 救わないことで救う
皮肉を語る人の口から溢れるのは真実である。イエスこそ、神殿を三日で建てるイスラエルの王であり、自分を救わないことで他人を救う。十字架から下りてこないことで敵を打ち破る。つまり、本当の敵はローマ帝国などの人ではなく、悪魔と罪の力である。その支配下にある人々は真実が分からず、皮肉を語ることしかできない。しかし、抵抗しないことによって敵に勝ったイエスが真実を明らかにする。このように、十字架は本当の敵が誰で、自分が誰の支配下にあり、救い主が誰かを示す。この福音を信じ、受け入れるとき、赦しと勝利があなたのものとなる。