聖 書
仕え女を慎みのない女だと誤解なさらないでください。積もる憂いと苦しみのため、今まで神と語らっていたのです。(サムエル記上 1章16節)
礼拝音源(33.9MB)
礼拝順序
前 奏 | ||
招 詞 | 詩編68編20節 | 司 会 者 |
頌 栄 | 29 | 一同起立 |
賛 美 | 497 | 一同起立 |
祈 祷 | 司 会 者 | |
主 祷 | 93-5 A | 一 同 |
交 読 | 詩篇60編 | |
会衆祈祷 | 一 同 | |
聖 書 | サムエル記上 1章1~19節 | |
使徒信条 | 93-4 1A | 一 同 |
牧会祈祷 | 鎌野直人副牧師 | |
宣 教 | 「神は誰を用いるのか」 | 鎌野直人副牧師 |
祈 祷 | ||
賛 美 | 509 | 一同起立 |
感謝献金 | ||
奏 楽 | ||
頌 栄 | 27 | 一同起立 |
祝 祷 | 鎌野直人副牧師 | |
後 奏 |
宣教要旨
Ⅰ. 家族の無理解
エルカナには、ペニナとハンナという二人の妻がいた。彼は彼女たちとシロにある聖所で毎年、ささげ物をした。その際、二人の妻にも贈り物をするのだが、子どものいないハンナに僅かしか与えられなかった。多くの子どもがいるペニナはこの時とばかりにハンナを悩ませ、ハンナは悲しみ、傷んだ。この年も、それは変わらず、ハンナは泣き、食事もしない。夫のことばも焦点がずれており、その悲しみは増すばかりであった。主は理不尽にも彼女の胎を閉ざしていた。
Ⅱ. 不適格な祭司
傷む心のハンナは、夫の許可もなく主の宮で祈り、自分の苦しみを見て、心に留めてくれるように主に祈った。子を与えてくださるなら、主の働きのために彼を献げると誓願した。彼女に注視していたはずの祭司エリはそれを誤解した。自らを注ぎだして祈るハンナを酔っていると思ったのだ。祭司として不適格であったエリも、ハンナを正しく理解したとき、主がその願いを叶えるようにとは語った。
Ⅲ. 悲しみと怒りを通して
ハンナは祈りと祭司のことばを通して変わり、立ち上がって食事をすることができるようになった。驚くことに主は、悲しみ、傷む一人の女性を顧み、ご自身の働きに用いられる。神が誰を用いるのかは十字架が明らかにしている(1コリント1:26-28)。この点について誤解している私たちは悔い改めるべきだ。