聖 書
私は満ち足りて出かけて行ったのに 主は私を身一つで帰されたのです。どうして私をナオミと呼ぶのですか。主は私を痛めつけ 全能者は私に災いを下されたのです。(ルツ記1:21 )
礼拝音源(35.6MB)
礼拝順序
前 奏 | ||
招 詞 | 詩編67編1節 | 司 会 者 |
頌 栄 | 29 | 一同起立 |
祈 祷 | 司 会 者 | |
主 祷 | 93-5 A | 一 同 |
交 読 | 詩編31編 | |
会衆祈祷 | 一 同 | |
聖 書 | ルツ記1章1〜22節 | |
使徒信条 | 93-4 1A | 一 同 |
牧会祈祷 | 鎌野直人副牧師 | |
宣 教 | 「神はすべてを奪うのか」 | 鎌野直人副牧師 |
祈 祷 | ||
賛 美 | 487 | 一同起立 |
感謝献金 | ||
奏 楽 | ||
頌 栄 | 27 | 一同起立 |
祝 祷 | 鎌野直人副牧師 | |
後 奏 |
宣教要旨
1.すべてが奪われたナオミ
王国が誕生する前の時代、豊かな食を与えると主が約束した地に飢饉が訪れた。エリメレク一家はその地を去り、モアブへ行った。ところが家長エリメレクはすぐにその地で死ぬ。その後、家族はモアブに長期的に寄留し、ナオミの息子たちは妻を迎えた。十年後、二人の息子も死んだ。すべてが奪われた。ナオミは一人、残された。
2 母の家に帰るオルパ
ナオミはベツレヘムへ帰ることにした。主がその地を顧みたということを聞いたからである。二人の嫁はナオミと共に帰途につく。ナオミは彼女たちに自分の母の家に帰るように、彼女たちがこれまで示した慈しみにしたがってイスラエルの神である主が慈しみを示すように、と語る。ナオミが母の家、ナオミの民が自分の民だと語る彼女たちに、期待してはならないとナオミは釘を刺した。主がすべてを奪った、私はあなたがたより辛い、と嘆いた。これを聞いたオルパは、彼女なりの選択として自分の母の家に帰った。
3 ベツレヘムへ帰るルツ
ルツは、希望などなくてもよい、ナオミという母の家に留まり、その民、その神のところに帰る、自分の将来よりも母への慈しみが重要だ、と語った。ナオミは諦めてルツと戻る。帰ったとき、女たちは「すてきだ」と語るが、ナオミは、主がすべてを奪い取ったから自分は「苦々しい」と語る。誰もまだ、神の張られた伏線に気がついていなかった。賜物を神は、備えていたのだ。目をこらして待て。時が来たら、見える。