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2020年8月

バズる福音(2020年8月30日)

聖書

エルサレム、イドマヤ、ヨルダン川の向こう側、ティルスやシドンの辺りからもおびただしい群衆が、イエスのしておられることを残らず聞いて、そばに集まって来た。(マルコ3章8節)

礼拝音源(47.9MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 詩編100編1~2節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 57編1~12節
会衆祈祷 一  同
聖  書 マルコ3章7~12節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 461 一同起立
牧会祈祷 石﨑善土伝道師
宣  教 「バズる福音」 石﨑善土伝道師
祈  祷
賛  美 433 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

1.噂の拡散
最近使われるようになった、「バズる」とは、噂が急激に広まる事を意味しています。特にインターネットを通じて広まること、大部分の方から好ましい事として思われている状況のときに使用されます。例えば、サバの缶詰には、コレステロール価を良くする効果がある。という噂が「バズった」とき、サバ缶が爆発的に売れたという事がありました。しかし、このような噂は、表面的な現象や理解だけが広まり、深く理解されている事はほとんどありません。まさに噂なのです。

2.福音の拡散
イエスの宣べ伝えた福音は、「バズり」ました。そのため、『おびただしい群衆』がイエスの所に集まって来ました(7,8)。しかし、群衆が集まったのは『病人をいやされた』(10)奇跡という表面的な現象を求めていたからであって、本質である『悔い改めて信じる』(1章15節)ためではありませんでした。
そこに紛れていた悪霊は、『イエスは神の子』(11)である事実を、悪用して伝えるものでしたので、言いふらさないように戒められました(12)。

3.福音に向き合う
世の中には、幸せになるための噂が溢れています。私達は不安や欲望、野心のために、それらに耳を傾けます。また、親切心と自己満足のため、「バズる」ことに手を貸します。しかし、深い平安や確信は、人の噂や自分が作り出す噂に耳を傾けるのではなく、イエスに向き合ったときに得ることができます。

 

 

礼拝ご案内・行事予定(2020年9月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉がわかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

 

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日) 第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:00 第2礼拝 :AM 10:45 ~ 11:45 第3礼拝 :PM 5:00 ~ 6:00 ○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15 楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。 いつでもお入りください。
6日(日) 第1聖日 創立記念74周年記念礼拝
「神の偉大な力を身にまとい」
エフェソ6:10~20
見上げた信仰
マタイ15:21~28
鎌野 健一
13日(日) 第2聖日 長寿祝福礼拝
「大きな慰め」
ルカ23:44~56
主の再臨に備える
マタイ25:1~13
山崎 勝
20日(日) 第3聖日 オープンチャペル
「すべての人の避けどころ」
詩編46編1~12
イサクの井戸
創世記26:12~22
増永 茂
27日(日) 第4聖日 総会礼拝
「使徒の選出」
マルコ3:13~19
祈りと証し

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~11:30、PM 7:00 ~ 8:00

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを神さまに感謝するものです。

9月行事予定

■  6日(第1聖日)創立74周年記念感謝礼拝 9月誕生者祝福
■ 13日(第2聖日)長寿祝福礼拝   洗礼式  役員会
■ 20日(第3聖日)オープンチャペル  質問受付会
■ 27日(第4聖日)総会礼拝  定期総会

10月行事予定

■  4日(第1聖日)世界聖餐日礼拝 聖餐式 10月誕生者祝福 避難訓練
■ 11日(第2聖日)神学校デー礼拝
■ 18日(第3聖日)特別礼拝 特別集会
■ 25日(第4聖日)宗教改革記念日・伝道礼拝

キリストは他人を救った(2020.8.23)

聖書

するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。(ルカ23章43節)

礼拝音源(28.6MB) 

礼拝順序

前  奏
招  詞 第1ヨハネ3章16節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 51編1~21節
会衆祈祷 一  同
聖  書 ルカ23章32~43節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 298 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「キリストは他人を救った」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
賛  美 433 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

人は誰でも死に向かい合って生きていますが、キリストの十字架の救いの恵みによって生きるならば、その死は勝利となります。キリストは、当時の人々に「他人を救った」と嘲られましたが、それは私たちの救いと深いかかわりがあるのです。

1.キリストは十字架で命を捨てられた

自分を救うことなく他人を救われたキリストは、私たちの罪を負って神に呪われてくださったのです(イザヤ書53章3~5節)。そのようにして、自発的にご自分の命を捨ててくださったのです(ヨハネ10章11節、18節)。

そうすることによって、私たち一人ひとりの罪を赦し、失われた神との交わりを回復してくださいました(34節)。人が求めてやまない愛と平安は、キリストによる罪の赦しを受け入れることから生まれるのです。

2.キリストは罪人を救われる

神を恐れたひとりの犯罪人は、自らは十字架刑を受けることは当然だと認めつつ、キリストは十字架に架かられる必要のないことに気づきました(40~41節)。それゆえに、彼はキリストの憐れみにすがり、信頼して「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」との願いを申し出ています(42節)。そして、「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」とのキリストの呼びかけに応答した時が、彼の「今日」の救いとなりました(43節)。

私たち一人ひとりは様々な状況下に置かれています。それがいかなる時であっても、キリストの呼びかけに応答する「今日」が、あなたの救いの時となるのです。

 

 

 

 

神をほめたたえる(2020.8.16)

聖書

わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。(エフェソ1章3節a)

礼拝音源(30.3MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ローマ12章1節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 50編1~23節
会衆祈祷 一  同
聖  書 エフェソ1章1~14節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 351 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「神をほめたたえる」 池口輝雄神学生
祈  祷
賛  美 475 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

パウロが本書を書いたのは、牢獄の中です。にも拘らず、挨拶の後すぐに神への賛美を献げています。彼は自分が賛美している神が、どのような方かを知っていたからです。パウロが知っていたのはどのような方なのでしょうか。

1. 天地創造の前に、あなたを選ばれた方
神様は、天地創造の前に、あなたを心に留めてあなたを選ばれました。さらに、イエス・キリストによって神の子にしようと前もってお定めになりました。神様はイエス様を子として、子であるが故に愛されています。そして、このイエス様によって、イエス様を信じるあなたをご自分の子どもとし、あなたにも同じ愛を注ごうと決められ、そのような交わりへとあなたを招き入れられました。

2.ゴールまであなたを導かれる方
4節の「御自分の前で聖なる者、汚れのない者」とは、私たちの最終的な姿です。これまでのあなたがどんな人であろうと、今のあなたがどうであろうと、これから先にあなたに何が起ころうと、天地創造の前からあなたを選ばれた神は、あなたを「聖なる者、汚れのない者」へと責任をもって完成させてくださいます。

3.未来の先取りとしての賛美
今神様を賛美することは、私たちがこの神様の計画の中にあるという証しであり、未来の先取りです。今朝の礼拝も、やがて完全なかたちで献げられる時が来ます。そのことを覚えつつ、心から神様に賛美していきたい。そのように願います。

 

 

 

十字架を担う者(2020.8.9)

聖書

人々はイエスを引いて行く途中、田舎から出て来たシモンというキレネ人を捕まえて、十字架を背負わせ、イエスの後ろから運ばせた。(ルカ23章26節)

礼拝音源(27.8MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ヨハネ4章23節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 46編1~12節
会衆祈祷 一  同
聖  書 ルカ23章26~31節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 297 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「十字架を担う者」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
賛  美 504 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

十字架を担うとは、苦難を担うことです。キレネ人シモンは、この時まさに十字架を担っている苦難です。エルサレムの娘たちは、近い将来に十字架を担って苦難に遭う日が来ることが語られています。

1.苦難は危機の時である  27~31節

これまで主イエスと一緒に旅をしてきたエルサレムの娘たちが、嘆き悲しんでいます。沈黙してこられた主イエスは、口を開いて大切なことを語られました。それは、これまでエルサレムに危機が迫った時には警告してこられた神が(30~31節)、この後神の審きが訪れることに対して、自分自身と自分の子供たちのために泣くようにと語られました(28~29節)。

同様に私たちは、自分が罪人であることを知って悲しみ泣き、そこから主イエスの十字架によって解き放たれた者であることを感謝して涙するのです。

2.苦難は祝福の時である  26節

この時、誰一人として十字架を背負おうとする者はいませんでした。そうした中、キレネ人シモンは、主イエスに代わって無理やりに十字架を背負わされたのです(マルコ15章21節)。ところで、この思いがけない苦難が、シモンの一家にとって救いの機会となり、祝福の源となる家族となって歩み出すようになりました(ローマ16章13節)。苦難がその信仰の成熟と人格形成に大きな役割を果たしたのです。

私たちは、絶えず主イエスの十字架と復活の救いに与り続け、強いられた恵みの十字架を担う祝福に生きるのです。

 

 

 

キリストが私たちの主(2020.8.2)

聖書

あなたがたも知っているとおり、彼らにもあなたがたにも同じ主人が天におられ、人を分け隔てなさらないのです。(エフェソ6章9節c)

礼拝音源(30.1MB)

礼拝順序

前  奏
招  詞 ガラテヤ3章28節 司 会 者
頌  栄 29 一同起立
祈  祷 司 会 者
主  祷 93-5 A 一  同
交読詩編 42編1~12節
会衆祈祷 一  同
聖  書 エフェソ6章5~9節
使徒信条 93-4  1A 一同起立
賛  美 13 一同起立
牧会祈祷 川原﨑晃主管牧師
宣  教 「キリストが私たちの主」 川原﨑晃主管牧師
祈  祷
8月誕生者祝福 ヨハネ14章27節
賛  美 411 一同起立
感謝献金
奏  楽
頌  栄 27 一同起立
祝  祷 川原﨑晃主管牧師
後  奏

宣教要旨

奴隷と主人については、これまでと同じように、互いに仕え合う関係として語られています(5章21節)。この世の仕組みの中で生きる奴隷と主人は、キリストにあって何を「知っている」かを問いかけています。

1.同じ主に従う僕である 9節
奴隷たちには、キリストに従うように主人に従い、主に仕えるように主人に仕えることを命じています。そうするのは、キリストの十字架の贖いによって自由にされているからであり、それも一貫して誠実に喜んで仕えることを求めています(5~7節)。
主人たちは、人を分け隔てなさらない、奴隷たちと同じ主に仕える僕です(9節)。彼らは、そのことを体験的に自分のこととして「知っている」のです。したがって、互いに足を洗い合うようにして、仕え合うのです(ヨハネ13章14節)。
同じように私たちは、主に従う僕として、この世の仕組みの中で生きるのです。

2.主から同じ報いを受ける  8節
主に従う僕は、奴隷であっても自由な者であっても、同じ報いを受けることを「知っている」のです。その報いは、すぐに与えられる主からの賜物だけでなく、主から御国を受け継ぐという報いです(コロサイ3章24節)。この報いを期待するのは、この地上の事だけを考えて生きるのではなく、天に目を注いで生きるからです。
年老いたパウロは、脱走奴隷オネシモを主人のフィレモンに返すに際して、和解の賜物を受けることを経験して知りました(フィレモン16~17節)。私たちは、生涯にわたって神の学生のようにして、キリストを私たちの主と告白しつつ歩むのです。