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2019年12月

自分の町へ帰る(2019.12.29)

宣教題 「自分の町へ帰る」       宣 教  石﨑善土伝道師
聖 書 ルカ2章1~7節

 クリスマスおめでとうございます。と言うと、皆さんには違和感があるでしょうか? わずか4日前にはクリスマスを祝っていたのに、私達は師走と年始へと舵を切っています。12月25日はキリストの降誕を記念したクリスマス、1月6日は東方の学者たちが来訪したことを記念した公現祭です。本来はこの期間がクリスマス・シーズンです。私達は、この時期をどの様に過ごすべきでしょうか。

1.クリスマスにある誤解
 クリスマスをキリストの誕生日としてお祝いしていますが、誕生を記念する日であり、誕生日ではありません。この日付はローマ帝国時代に定められました。

2.正月文化に対抗するべきか
 日本独特の文化である正月に向かうこの時期、私達の信仰とは異なるとして、独自な文化を築くべきでしょうか。
 イエスの父母は、アウグストゥスの命令により、ベツレヘムへ移動してきました。その時代の政府の命令、当時の文化に従ったものでしたが、それは神のご計画でした。その結果、預言通りキリストはベツレヘムでお生まれになりました。
一見すると、世から出ている事で、従う必要は無いと思えるような事でも、その背後には神のご計画があります。

3.家族と共に過ごす事も主のご計画
 年末年始に限りませんが、飼い葉桶にイエス様が寝かされたように、私達の意に反する状況が訪れます。その背後に主のご計画があると認めるとき、神の栄光が現われることを、マリアとヨセフの信仰による行動から見てとれます。どのような時でも、主の祝福が注がれている事に、目を留めさせていただきましょう。

聖書朗読(0.5MB)

メッセージ(12MB)

礼拝ご案内・行事予定(2020年1月)

礼拝はキリスト教会の最も大切な行事です。私たちのいのちの糧である聖書の言葉が、わかりやすく語られます。讃美歌を歌い、祈ります。 神さまを讃え、救いにあずかった感謝を表します。

 

◎ 主日礼拝 (毎週日曜日)
第1礼拝 :AM 9:00 ~ 10:15
第2礼拝 :AM10:45 ~ 12:00
第3礼拝 :PM 7:00 ~ 8:00
○成人科プログラム (毎週日曜日) AM9:30 ~ 10:15
楽しい聖書の学び 1階集会室にて お話は毎回完結します。
いつでもお入りください。
1日(日) 元旦礼拝
「恵みに生きる」
1コリント15:1~11
 
5日(日) 第1聖日 新年礼拝
「主に望みを置く年」
イザヤ40:27~31
過ぎ越し
出エジプト12:1~14
鎌野 健一
12日(日) 第2聖日 成人祝福礼拝
「何を目指して生きるか」
エフェソ4:7~16
海を渡る
出エジプト14:10~27
山崎  勝
19日(日) 第3聖日 伝道礼拝
「癒された人々」
マルコ1:29~38
荒野で与えられたパン
出エジプト16:31~36
増永 茂
26日(日) 第4聖日  礼拝
「神の前に生きる」
ルカ20:45~21:4
祈と証し

祈祷会 恵みの分かち合い (毎週水曜日)  AM 10:30 ~12:00、PM 7:00 ~ 8:30

祈祷会は毎日の家庭の祈りに加えてクリスチャンが心を合わせて神に問い、神と語る集会です。キリスト教にとって、祈りは「ご利益の祈願」や「瞑想」ではありません。 神さまのみこころが私たち世界に満ちることを願い、さらに救われたことを、神さまに感謝するものです。

1月行事予定

■ 1日(火) 元旦礼拝
■ 5日(第1聖日)新年礼拝 1月誕生者祝福 聖餐式
■ 12日(第2聖日)成人祝福礼拝 成人祝福式  役員会
■ 19日(第3聖日)伝道礼拝 バルナバミッション祈祷会
■ 26日(第4聖日)礼拝 ダイヤモンド婚式・金婚式 質問受付会

2月行事予定

■ 2日(第1聖日)教会総会礼拝 2月誕生者祝福 聖餐式 教会総会(定期総会)
■ 9日(第2聖日)礼拝 役員会
■16日(第3聖日)礼拝
■23日(第4聖日)伝道礼拝(神学生壮行礼拝) Happy Sheep

大いなる決断の日(2019.12.22)

宣教題 「大いなる決断の日」       宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書 マタイ2章1~12節

 クリスマスは、神が独り子イエス・キリストをこの世に遣わし、私たちのために立ち上がってくださった決起の日です。それに応じて、クリスマスこそ、私たちが神のもとに帰り、神に向かう決断の日です。

1.神の大いなる決起の日  1~9節
 クリスマスにまつわる人物たちは、神からの語りかけ、聖霊による導きのなかにあって、主イエスとの出会いをしました。
 その中でも、東の方から旅を続けてきた占星術の学者たちは、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」を熱心かつ真剣に求める旅を続けていました。しかし、彼らは自分たちの知識や力によってエルサレムまで来ましたが、救い主に会うことはできませんでした。御言葉によって「ユダの地、ベツレヘム」を示していただいて、神の導きいていただくことが必要だったのです。
 私たちは、神に引き上げていただき、御言葉に信頼を置く中から神に導いていただいてこそ、救い主イエスとの出会いがあるのです。

2.私たちの新しい歩みを決断する日 10~12節
 幼子イエスに出会った学者たちは、彼らの最も貴重な物を主イエスに献げて礼拝しました。そして、「別の道」を通って自分たちの国に帰ったのです。
 王の王、主の主であるイエスとの出会いを与えられた者は、もはや以前と同じ生き方をするのではなく、他の生き方が神によって備えられています。それゆえに、主イエスは、私たちが新しい歩みを決断するように招いておられます。
 主イエスは、私たちが待ち望んだ以上のことをされるし、祈った以上のことを経験させてくださいます。神のすごみを経験させていただきましょう。

聖書朗読(1.1MB)

メッセージ(12.2MB)

神われらと共に(2019.12.15)

宣教題 「神われたと共に」        宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書 マタイ1章18~25節

 「インマヌエル」とは、まことの神がまことの人と一つになられたイエス・キリストのことです。このお方と信仰によって結ばれることによって、神が私たちと共にいてくださるのです。それは、「聖霊によって」成し遂げけられました。

1.聖霊のわざである 
 主イエスの誕生は、処女からの誕生というよりも、聖霊のわざであることが強調されています(18節、20節)。このイエスこそが、神から遣わされた唯一の救い主です(21節)。この救いの事実が、「インマヌエル(神は我々と共におられる)」と結びついているのです(23節)。
 主イエスは、神と人との間を隔てている罪からの救いの道を開いてくださるために来臨されました。その救いの極みが十字架の贖いでした。私たちは、聖霊のわざによって、主イエスを信じ、神のものとしていただき、神と共に生きる者としていただいたのです(1コリント12章3節)。

2.聖霊に動かされる 
 聖霊による受胎告知が「明らかになった」(18節)ことに対して、ヨセフは悩み、自尊心を傷つけられ、不信と疑惑で苦しみ、宗教的な「恐れ」の中を過ごしたことが窺われます。「正しい人」であったヨセフは、「ひそかに縁を切ろうと決心」しました(19節)。しかし、ヨセフは、その正しさを越えて、聖霊に動かされてその決心を変更して神の御旨に従ったのです(24~25節)。

 私たちは、自分の願い、自分の計画、自分の不安や恐れに動かされないで、ただ聖霊に動かされて神の御言葉と御旨に従って歩みだし、神と共に歩み続けるのです。

聖書朗読(0.8MB)

メッセージ(9MB)

神を喜ぶ(2019.12.9)

宣教題 「神を喜ぶ」         宣 教  石﨑善土伝道師
聖 書 ルカ1章46~56節

1.背景
第1待降節では、アブラハムからイエス・キリストまでの系図より、神の計画と約束が現わされた。イエスの母マリアは、天使より、神の計画と約束を聞いた。そして、まだ結婚していないのに、身ごもる事を預言された。

2.マリアの信仰
 マリアは神の約束を聞き、理解を越える事であったのに、それを信じた。そして、神がその事を自分の身に起こされることに対し、神を喜びたたえた(46~49節)。そして、アブラハムとその子孫に与えられた約束を、神は憐れみを持って、実現されることを信じた(50~55節)
 マリアは信仰によって、『主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた』
(ルカ1章45節)

3.私たちの受け継ぐもの
 私達は、神の約束を、このように信じているだろうか。神の約束を途方もない事のように思い、自分には関係のない事だと遠ざけ、目の前にある困難な状況を見て、自分でもうダメだと思い込んではいないだろうか。
 アブラハムとその子孫に与えられた約束は、異邦人である私達には関係のないものであった。しかし、イエスの血潮により、イスラエル人との間にあった隔ての中垣が取り払われ、私達もその約束に与る者となった(エフェソの信徒への手紙2章11節~13節)。

社会は荒れ、希望を持つのが困難な時代になっている。しかし、神の憐れみがこの身に起こる事を確信し、神を喜びたたえる者とならせていただこう。

聖書朗読(0.5MB)

メッセージ(12MB)

クリスマスの約束(2019.12.1)

宣教題 「クリスマスの約束」       宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書 マタイ1章1~17節 ガラテヤ4章4節

 イエス・キリストの系図を通して、神の救いの約束と、この神がどれだけスケールの大きなお方であるかを知って、信仰の応答をすることが必要です。

1.神の真実は深い 
 イエス・キリストの系図は、私たちの信仰の告白の系図です。アブラハムにおける神の約束、ダビデにおける神の約束は、キリストにおいて実現しました(1節)。この系図は3期に分かれ、それぞれの時期を特徴づけています。第1期は、イスラエルの民が高められていく過程を歩んだ時代です(2節~6節a)。第2期は、そのように繁栄をみたイスラエルか衰退し、バビロン捕囚の身となった下降の時代です(6節b~11節)。第3期は、暗い時代が続きながら、ついに待望のキリストを迎えることができて、神の約束がかなえられた時代です(12節~16節)。
 このように、この系図は、神の真実を言い表しています。真実の限りを尽くされる神は、今も私たちを捕らえて導いていてくださいます。

2.神の憐れみは尽きない 
 イエス・キリストの系図に、罪を犯したタマル(3節)とウリヤの妻(6節)、異邦人のラハブ(5節)とルツ(5節)の4人の女性が含まれています。ダビデも罪人の代表ですし、その他の王たちは神に対する節操を全うしなかった罪人でした。この系図には、こうした人たちが加わっているにも関わらず、神の約束は貫かれました。そして、この系図に、イエス・キリストがおられるのです(17節)。
 時が満ちて、キリストを通して現れてくださった神は(ガラテヤ4章4節)、人の罪を十字架で負って下さり、人のすべての弱さ、痛み、悲しみを共に背負われました。このように顧みていてくださる神の憐みは、尽きることがありません。

メッセージ(11MB)