宣教題 「永遠の命に生きる道」 宣 教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ18章18~23節
ここに、金持ちの議員と主イエスとの出会いが語られています。そこでは、突っ込んだ話し合いがなされたのですが、結果この人は「悲しみながら立ち去った」のでした。ここから、「永遠の命を受け継」いで永遠の命に生きるとは、どういう信仰の歩みなのかを教えられます。
1.何をすれば
金持ちの議員は、神の掟を守っているということに満足し、この世の冨に依存していました。そんな彼が、「何をすれば永遠の命を受け継ぐことができる」のかと主イエスに尋ねました。
彼は、永遠の命を受け継いで、神の国に入ることができるとの確信がなかったのです(18章17節)。そのために、不安がありました。さらに、正しい生活を生きているという自負を抱いていましたが、死に打ち勝つ確信を持つことができなかったのです。
2.何であれば
金持ちの議員が「何をすれば」と尋ねたことに対して、主イエスは、永遠の命を受け継いでいないのは、何かが足りないからであると切り込まれました(22節)。それに対して彼は、主イエスのところに来たにもかかわらず、主イエスに背を向けてしまったのです(23節)。
この話しに先立って、主イエスと出会った子供がいます(15~17節)。そこには、神の恵みの力に全てを明け渡している者の姿があります。ここでは、永遠の命に生きる道は、「何をしたら」ではなく、「何であれば」よいのかを明らかにされたのです。永遠の命を受け継ぐには、ただ主イエスを受け入れるのみです。
聖書朗読(0.6MB)
メッセージ(11.2MB)