宣教題 「感謝の心を拡大する」 宣 教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 フィレモン1~7節
フィレモンへの手紙は、理想の教会をのぞく小窓と言われるほどに、信仰から出る愛に溢れていました(1~3節、5節)。パウロは、教会に対して、神に感謝をささげています(4節)。そして、その感謝は、彼の心を拡大していきました。
1.生き生きとした信仰の交わりゆえに 5~6節
「主イエスに対するあなたの信仰」が、全人格的に自分のものとして抱いている信仰であるゆえに感謝しています(5節)。その信仰は、日々主イエスにつながって、主の御言葉に信頼しているからです(ヨハネ15章5節)。
そのような「信仰の交わり」が分かち合われるとき、次のような感謝が生まれます(6節)。信仰を分かち与えられた人は、それが神の恵みによることを知って、その人の心を高めます。信仰を分かち与えた人は、神の恵みによってさせていただいたことを知って、その人の心を謙遜にします。
2.豊かな愛の感化ゆえに 5節、7節
次に、制限やえりごのみなしに、「聖なる者たち一同に対するあなたの愛」となって、外に向かって働いていることに感謝しています(5節)。
さらに、感謝していることは、フィレモンの愛のゆえに、パウロ自身が「大きな喜びと慰め」を受けたこと、また聖なる者たちの心が「元気づけられた」(マタイ11章28節参照)ことに感謝しています。このような愛の感化による感謝が、人の心を広めていくのです。
私たち一人ひとりと教会は、信仰の交わりと人々に対する愛が溢れることによって、感謝の心を拡大する器とならせていただきましょう。
聖書朗読(0.4MB)
メッセージ(8MB)