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2018年6月3日

上からの知恵(2018.6.3)

宣教題  「上からの知恵」        宣 教  川原﨑晃主管牧師
聖 書  ヤコブ3章13~18節

 聖書がいう「知恵」は、人の心を支配し、その人の考え方や生き方の判断を司り、かつ感化を与えるものです。ここに、その「知恵」の出所が二つあり、それがどのように「行い」や「生き方」となっていくかを語っています。

1.豊かな知恵である  14~18節
 人の心が「ねたみ深く利己的である」と、自分を誇って、真理であるキリストに逆らい、自分を欺くものとなります(14)。そのような知恵は、神から出たものではなく、自己中心的なものであり、混乱やあらゆる悪い行いを生じさせます(15~16)。
 しかし、人の心が、御言葉と聖霊の光に照らされることによって、神から与えられる「上から出た知恵」のご支配をいただくようになります。すなわち、主イエスの血によってきよめられ、神と人との関係が平和となり、温和で、優しく、従順で、憐れみに満ち、良い実を結ばせていただくのです(17~18)。ここに、豊かな知恵があります。

2.美しい生き方となる  13節
 人が、上から出た知恵を持っているかどうかは、その人の生き方によって明らかになります。それは、日常的に、神に対して、教会に対して、他の人に対して、ごく普通の人間関係の中で表れてきます。
 「知恵にふさわしい柔和な行い」は、神に信頼を置いて、神の御意志を行おうとするものです(マタイ11章28~30節参照)。そして、それを「立派(美しい)な生き方によって」示していくのです(マルコ14章3~9節参照)。主イエスの十字架の贖い抜きに、美しい生き方はありません。

聖書朗読(0.4MB)

メッセージ(8.9MB)