宣教題 「大いなる委託」 宣 教 川原﨑晃主管牧師
聖 書 ルカ24章44~49節
復活された主イエスが人々と食事を共にしながら語られることに、人々は耳を傾けています(36~43節)。それは、新しい夜明けへの備えの時でした。主イエスは、ご自身の証人として人々を遣わすに際して大切なことをされました。
1.心を開かれる 44~48節
主イエスは、すでに旧約聖書で預言されていた十字架と復活による罪の赦しを得させる救いの真理を分からせるために、人々の心を開かれました。そのように、主イエスに心を開いていただいた者は、人々に福音を宣べ伝える主の証人となるのです。
主の証人は、福音を「エルサレムから始めて」地の果てに至るまで、そして今日の私たち一人ひとりにまで届ける働きをしてきました。主の証人とされている一人ひとりは、その恵みと特権に与っていることを忘れないようにしたいものです。
2.聖霊を注がれる 49節
主イエスは、かつて地上で始められた働きを、今なお継続しておられます。しかし、その働きを委託された弟子たちは、それにふさわしくなかった者たちでした。そこで、主の働きは、聖霊を注いでいただいた弟子たちを主の証人として遣わすことによって進められ、教会は前進していきました(使徒言行録2章32~33節)。
そのためには、弟子たちが「都にとどまって」、聖霊が注がれるのを待ち望むことが必要でした(使徒言行録1章3~5節)。そこでは、一人ひとりの弟子たちが、祈り合う中で心探られ、砕かれた心をいただいて不純なものが除かれ、謙虚な心にされた時に聖霊が注がれたのでした(使徒言行録1章14節)。私たちは、このようにして聖霊を注いでいただくことによって、主の証人としてふさわしい者とされるのです。
聖書朗読(10.9MB)
お祈りとメッセージ(0.4MB)