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2017年4月23日

神の子イエス・キリストの福音(2017.4.23)

宣教題  「神の子イエス・キリストの福音」    宣教 今田好一牧師
聖 書  マルコ1章1~4節

 四福音書には特徴があり、それを見聞きした人、伝え方に多少の違いがありますが、伝えようとしていることは同じです。その違いを踏まえてマルコが告げようとした福音を見ていきましょう。

1.マルコの人物像
 ペトロが投獄された時、人々は家の教会に集まって祈ります。それが、マルコの母マリアの家でした。このように彼は、教会の子という環境の中で育った人物でした。また、マルコはバルナバのいとこであり、1回目のパウロの宣教旅行に同行しますが途中で挫折して帰ります。しかし後にパウロから愛され、信頼される人物となります。

2.神の子イエス・キリストの福音
1節の言葉は、この福音書の表題と言えます。マルコが伝えようとした福音は、イエス・キリストの業と言葉であり、このお方そのものなのです。そして、この福音をもたらしたイエス・キリストとは、神の子であるとマルコは告げています。それは、真の神の子、神そのものだという信仰を言い表しています。何故なら、イエス・キリストが真の神の子でなければ福音にならないからなのです。

3.旧約の預言として
 この福音書にはイエス様の降誕の記事はなく、洗礼者ヨハネの登場から書かれていますが、どちらも旧約聖書の成就であったということです。この二人の出会いは偶然ではなく、ここに神の御計画があったということなのです。
私たちも、自分が神の子のイエス・キリストの福音を聞いた、この事実を、神の御手の中の出来事として、しっかりと受け止めたいと思います。