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2017年2月5日

拡がる祈り(2017.2.5)

宣教題  「拡がる祈り」              宣教 川原﨑晃牧師
聖 書  1テサロニケ3章10~13節
教会に生きる私たちは、熱心に祈る仲間です(使徒言行録2章42節参照)。ここに、テサロニケの信徒たちへの愛と配慮にあふれて祈り続けるパウロがいます(10節)。その祈りは、「どうか」と繰り返されてこだましています。

1.熱烈な祈り  10~11節
テサロニケの信徒の「信仰と愛について、うれしい知らせ」を聞いたパウロは(6節)、喜びと感謝にあふれました(9節)。しかし彼は、彼らの信仰とその歩みが盤石なものとなることを願って、「信仰に必要なものを補いたい」と継続した熱心な祈りをしています(10節)。
そこでパウロは、これまでテサロニケへの再訪を妨げられてきたために(2章18節)、神であられる主イエスが「道を開いてくださるように」と祈っています(11節)。ただ、それが実現したかどうかを聖書は明らかにしていません。
ともあれ、主なる神が開かれる道を歩むことが、信仰者の信仰者たる歩みです。

2.成熟を求めての祈り  12~13節
テサロニケの信徒の信仰に必要なものを補うためにというパウロの祈りは、深まっていきました。苦難の中にあっても信仰者相互の愛が深められ、迫害する人たちだけでなく福音を必要とする「すべての人への愛とで、豊かに満ちあふれさせてくださいますように」と祈っています(詩編23編5節参照)。それはパウロ自身がテサロニケの信徒を愛することにおいても同じであり、それらの愛の源は常に主なる神ご自身です(12節)。そして、主の再臨の時に備えて、聖なる者として整えられていく歩みであるようにと祈っています(13節)。
主の再臨待望の信仰に生きることは、愛と聖さに生きることであり、今も変わることのない教会の大切な祈りです。