宣教題 「あなたの名を呼ぶ神」 宣教 大嶋重徳先生
聖 書 ルカ19章1~10節
1.ザアカイの的外れ
この時代に徴税人をやるということは人々から嫌われるとわかっていて、自ら選んでしていた仕事でした。なぜザアカイは徴税人という仕事をしていたのでしょうか。裕福であったが幸福ではなかったザアカイの人生は私たちの歩みと重なるものがあります。
2.イエスを見ようとして
ザアカイはこの日、「イエスがどんな人か見ようとしたが」とあり、主イエスに会って話そうとしてこの場所に来たのではありません。しかし自分から主イエスに声を掛けようとはしなかったザアカイに、主イエスから声をかけられました。
3.ザアカイ、今日あなたの家に泊まることにしてある
「ザアカイ」と、主イエスはその人個人の大切な名を呼ぶのです。主イエスとザアカイとの出会いは、大切な存在として、名前を呼び、愛の目で見つめる出会いでした。今朝も主イエスは私たちの名前を呼んでくださっているのです。
4.急いでその木から降りてきなさい
「急いで降りて来なさい」。ザアカイが登ったいちじく桑の木。そこにはザアカイと主イエスとの間に木の高さほどの距離がありました。それは自分からは主イエスに声を掛ける事はしない距離でした。そこから主イエスは「降りて来なさい」と言われたのです。今日、あなたと主イエスとの間にある距離とは何でしょうか。
5.救いがこの家に来ました
主イエスとの出会いでザアカイは、「だれかから何かだまし取っていた・・・」と自らの罪を認めました。それはザアカイを愛し、ザアカイと共にいてくださる主イエスの愛を受け取ったからでした。主イエスがザアカイを招かれた場所は、ザアカイの家でした。信仰とは自分の生きている場所から逃げ出すことではありません。自分の生きているその場所で主イエスと共に生きていくことなのです。