宣教題 「福音を生きる」 宣教 川原﨑晃牧師
聖 書 1テサロニケ2章1~12節
「福音」は(2、4、8、9節)、主イエスの十字架と復活に対する信仰によって、永遠の滅びから永遠の救いへと導くものです。主イエスは、ご自身が信頼され、信任されて「福音をゆだねられている」(4節a)人を通して福音を語らせなさいます。そして、その福音を生きる人の証しを用いられます。どのように生きるのでしょう。
1.神に喜ばれることを 4節
パウロたちは、激しい苦難の中でも「神に勇気づけられ」福音を語りました(1~2節)。その動機は、「神に喜んでいただくため」ということにありました(4節b)。その結果、福音を語ることが、自分の喜びとなり、人にも喜びを与えることとなったのです。それが生活姿勢にも表れています(5節~7節、9節)。
福音を生きる者は、この動機の心をいただいているか神から吟味されるのです。
2.自分自身を分かち与えることを 8節
パウロは、福音を伝える人々をいとおしく思う母のような心をもって愛し抜きました(7節b~8節)。福音を分かち合うことは、「自分の命さえ喜んで与えたいと願ったほどに」というように、福音を生きることにつながるのです。
福音を語り証しする者は、主の愛をいただいて、人に対して自分自身を分かち合うことが必要なのです。
3.きよい生活によって裏打ちされていることを 10節
パウロは、父のような心をもって一人一人に権威ある指導をしました(11~12節)。しかし、それには、主イエスによってきよくされて生きるということに裏打ちされていることが大切です(10節)。それは、欠点がない者であるといっているのではなく、「非難されること」がないという点において、動機と心の願いにおいて純粋で、愛において誠実であるということです。
福音を語る者は、このように福音を生きることが必要なのです。