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2016年6月5日

喜びの転換(2016.6.5)

宣教題  「喜びの転換」           宣教 川原﨑晃牧師
聖 書  ルカ10章17~24節

喜びは、人が生きていくうえでの原動力となります。また何を喜びとしているかによって、その生き方が決まってきます。ですから信仰者は、主イエスがお持ちであった「聖霊による喜び」が私たちの喜びとなるという喜びの転換が必要です。そうすることによって、神に喜ばれる者となるのです。

1.天に結ばれた喜び  17~20節
主イエスに遣わされた72人は、主の御業をなす権威を授けられ、主の御名によって使命を成し遂げることができたことを喜びました(17節)。そのとき主イエスは、背後で祈りつつ、彼らを思いやる御心を持って、彼らの労苦を見守っておられたのです(18~19節)。
しかし、主イエスは、そのように主の御業がなされたことの結果としての喜びだけで終わるのではなく、状況や条件や立場によって左右されることのない天に結ばれていることを喜ぶように勧められました(20節)。この天に結ばれた喜びは、逆境や失敗や試練の中にあってもなお失われることなく、望みをもって歩ませる力となります。この喜びに生きるとき、真に神の期待に応えることができるのです。

2.聖霊による喜び  21~24節
続いて主イエスは、「天地の主である父」に祈られました。その祈りには、父なる神が讃えられることを喜び、父なる神の御心が成ることを喜び、父なる神との深い信頼を喜んでおられることが表れています。それが、「聖霊によって喜びにあふれて」というご経験でした(21~22節)。その喜びは、主イエスとその恵みのすばらしさを見聞きしていた弟子たちの喜びの経験でもあったのです(23~24節)。
それは、私たちの喜びでもあります。私たちは、主を賛美できることを喜ぶ以上に、主が賛美されることを喜ぶのです。さらに、主を信頼して、主の御心がなることを喜ぶのです(ローマ14章17~18節)。