メニュー 閉じる

2016年1月1日

再び燃えたたせよ(2016.1.1)

宣教題  「再び燃えたたせよ」          宣教 川原﨑 晃牧師
聖 書  2テモテ1章6~7節

神は私たちに、恵みの賜物として聖霊を与えていてくださいます。パウロは、その「(聖)霊の火を消してはいけません」(1テサロニケ5章19節)と語り、積極的には、神の賜物である聖霊を「再び燃えたたせるように」(6節)と勧めています。そのことによって、日々どのような歩みが造られるのでしょうか。

1.キリストを知ること  1章12~14節
キリストの十字架と復活によって現された福音は、キリストから人にゆだねられるものです。人はゆだねられた福音を自分の力でしっかり守り抜くのではなく、順境また逆境と如何なる状況下を通されても「聖霊」によって最後まで守りまっとうさせていただくのです(14節)。
そのことを通して、パウロが「わたしは自分が信頼している方を知っており」(12節)と告白しているように、「キリストを知る」ことが私たちの内に刻み込まれていくのです。私たちの信仰の生涯は、キリストの教えや教会の信仰告白を知っているだけでなく、個人的な経験としてキリストを知り続けることです。

2.キリストを愛すること  1章7節
キリストを知っているということは、キリストを愛しているということです。この手紙の受信人であるテモテには、弱さのゆえに(3~5節)、どこまでもキリストを愛して、キリストとその御旨に従えるのだろうかとの心配があったようです。
そこでパウロは、「力と愛と思慮分別の霊」に燃え立たせられるように勧めたのです。とりわけ、聖霊によってキリストの愛に占領され、駆り立てられることを大切なこととしています(ローマ5章5節)。人はキリストを知れば知るほど、キリストを愛するようになります。キリストを愛すれば愛するほど、キリストを他の人と分かち合いたい、伝えたいと願うようになります。そのようにして、キリストがリアルなお方となっていきます。
日々聖霊の火を消すことなく、燃えたたせていただきましょう。