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2015年6月14日

驚くべき光の中に(2015.6.14)

宣教題  「驚くべき光の中に」            宣教 川原﨑晃牧師
聖 書  1ペトロ2章9~10節

この手紙が執筆された当時は、迫害などによる混乱が教会にも影響をあたえかねない状況にありました。そこでペトロは、周囲の状況に左右されるのではなく、周囲に福音の感化を与え、「かつて」の「暗闇の中から」、「驚くべき光の中へと招き入れ」られている「今」を自覚して生きるように勧めているのです。

1.神のものとされている
神の憐れみを受けた神の民とは、主イエスの十字架と復活に表された救いに与った信仰者の群れのことです。それは、ちょうど旧約の出エジプトという神の救いに与った神の民たちに通じるものです(出エジプト記19章5~6節、申命記7章6~8節)。主イエスの贖いの目的は、神の所有とするためでした。そして、そのように神に選ばれ、祭司としての使命に生きるところの聖なる者とされるためでした。
私たちは、神に背を向けて罪と死との暗闇の望みのないところから、主イエスの愛のゆえに選ばれ、神のものとされて神を礼拝するものとなり、神に仕え、他者の救いのために執り成す使命を託されています。このような驚くべき光の中に招き入れられているのですから、その歩みを最後まで全うさせていただくのです。

2.神の救いを証しする
神の所有の民とされた聖徒とその群れである教会は、神の救いの御業を広く伝えるために、神のものとされたのです。その伝える福音の内容は、「あなたがたを暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方の力ある業」にほかなりません。
私たちは、主イエスによって神のものとされた新しい立場にどれだけ感謝し、世に対する証しの使命を果たしているかを問い直してみることが必要です。そのためには、普段から祈りを通して神との交わりをさせていただき、神の語りかけを聴き、神御自身とその御心を知ることから始めるのです。そうする中から、驚くべき主イエスの御業を証しさせていただくことができ、救いを届けることができるのです。