宣教題 「心の底から」 宣教 池口留都伝道師
聖 書 エフェソ4章17節~5章5節
私たちの生き方、行動、私たち自身を決めるのは、私たちの心の中にあるものです。そして心の中にあるものが、私たちの刈り取る結果を決めます。
1. 古い人と、その心の中
異邦人と書かれている、古い人は、愚かな考えを頼りにし、歩みます。よいものを見ても、それをよいものだと分からず、悪いものを見ても、それをよいものであるかのように思ってしまいます。知性が暗くなっているからです。その原因は、心の中にある、無知とかたくなさです。その結果、態度は無神経、無感覚、鈍感で冷淡、まひした状態になり、行動は醜く、生き方は絶望的です。これは、生まれながらの人の姿、この世の姿そのもので、キリストと神との国を受け継ぐことはできません(5章5節)。
2. 心の底から新たにしてくださる、イエス様
しかし、あなたがたはそのように歩んではいけない、と主は言われます。なぜなら、キリストについて聞き、キリストに結ばれて教えられ、真理がイエスの内にあるとおりに学んだからです(4章21節)。私たちを自由にする、イエス様にある真理。それは、「…古い人を脱ぎ捨て、心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け…」(4章22~24節)です。私たちは、イエス様の十字架のもとに古い人を脱ぎ捨て、復活されたイエス様によって、新品の、新しい人格、つまり、イエス様の心、人柄、かおり、性質を、着せていただけるのです。表面ではなく、心の底から、私たちを変えてくださるのです。イエス様のように。
3. 新たにされた心で、愛する
心の底から新たにされた歩みは、愛によって歩む生き方です(5章5節)。私たちの心、感情の対処の仕方、言葉、働く意味…すべてが、キリストのからだを建て上げるための有益な賜物として、新たにされ、用いられます。そこにある関係は、「実に、神の国がここにある」…という、私たちの関係です。
心の底から新たにされ続け、愛による歩みをさせていただきましょう。