宣教題 「真実な愛を生きる」 宣教 川原﨑 晃牧師
聖 書 ヨハネ15章13~15節
私たちは、キリストの捨て身の愛の中におり、聖霊によって神の愛を注いでいただいて愛に生きる者とされました(1ヨハネ3章16節)。そのような私たちが歩む信仰の道は、主の弟子たちが歩んだように、「友のために自分の命を捨てる」というキリストの道を歩むことです(ヨハネ15章13節)。
1.真実な友を持つ
私たちは、貧・病・争・死といった人生の問題の受けとめ方を大きく変えてしまうほどの感化を与える友を持っているか、と問われています。また、他者に対してどれだけ友であり得るかとも問われています。誰もが、ご自分の命を捨ててくださったキリストの中に真実な友の姿を見い出し、キリストを真実な友として受けて入れ、信じ、信頼することが必要です。
私たちは、キリストを真実な友として歩む中にも人生の問題を抱えるでしょう。しかし、その意味合いは変わってきます。それらが、キリストの愛から私たちを引き離すことはなく、私たちを愛してくださるキリストのゆえに勝利を収めているからです(ローマ8章35~37節)。ですから、キリストの愛の勝利に委ねていけるのです。
2.真実な友と共に生きる
キリストを真実な友とした者は、そのキリストと共に生きるのです。キリストが私たちを友としてくださるのですから、私たちもキリストのお心、思い、願いに生きる友とさせていただくのです(ヨハネ15章14~15節)。
そして、キリストと共に他者の友になるのです。何よりも「福音に共にあずかる」友となるのです(1コリント9章23節)。共に福音にあずかるとは、いい所だけをいただくのではなくて、キリストが捨て身の愛をもって命を投げ出してくださったのですから、自分だけではなく友の救いのために命を投げ出すことなのです。
新しいこの年に、私たちは、一人の友の救いのために、喜んで執り成しの祈りをし、奉仕をし、献げて仕えていきましょう。真実な友と共に生きる教会であれ!