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2013年11月3日

心をあわせ、声をそろえて(2013.11.3)

宣教題  :「心をあわせ、声をそろえて」   宣教:  鎌野 直人 協力牧師
聖     書  : ローマ 15章1~13節
ローマ14-15章のテーマは、「心を合わせて声をそろえることの大切さ」である。これは、強い者が、強くない者の弱さを担い(15:1−2)、互いが相手を受け入れることによって(15:7)実現する。しかし、現実はそう簡単ではない。そのために、どのように進んで行けばいいのだろうか 。

1.イエスのように生きる 
パウロは、イエスのように生きるように招いている。他人の泥を自らかぶり、大損をされたイエスの姿に倣う生き方である(15:3[詩編69:9])。短期的な損得勘定で考えるとそんな歩みはできないが、死人の中からの復活を通してイエスに正しい裁きを神が下されたことを覚えるとどうだろうか。神のこの業をおぼえる時、私たちは忍耐と慰めを学び、希望を持ち続けることができる(15:4)。

2.イエスのおかげで生かされている
アブラハムの子孫を通じて異邦人を祝福するという神の約束(15:8−9、創世記12:1−3)は、ダビデの子孫であるメシアを通して実現した(15:12[イザヤ11:10])。
イエスの十字架を通して、全世界の民が神の民に加えられたからだ。このようにして、異邦人は受け入れられ、神の計画は完遂し、神の真実は明らかにされた。つまり、私たちはお互いを受け入れ合うこと(15:7)、全世界の民が一つとされて、ともに神をあがめるようになるために(15:9−11)、神はこの世界に働き続けられ、その計画を完成された。このようにして、イエスのおかげで私たちは神の民とされたことを覚える必要がある。
心をあわせ、声をそろえた礼拝での讃美を通して、私たちが一つの歌をもってひとりの神をほめたたえる一つの民であることを世界に示すことができる。さらに、あらゆることにおいて、聖霊に力をいただき、祈りつつ、具体的に心をあわせ、声をそろえて行動していこう。すばらしい音楽に人々が魅力を感じるように、「心をあわせ、声をそろえる」教会に人々は魅力を感じる。