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2012年9月30日

新しい命の道(2012.9.30)

宣教題  : 「新しい命の道」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖    書  : 使徒言行録19章23~40節

「この道」とは、「新しい道」とも言われており、アルテミス神殿を中心とした偶像礼拝という古い生き方に対して、主イエスによる生き方が「新しい命の道」であることを証言しています。

1.救いの道です。
「この道のことで」とあるので、人にはこの道に踏み出した時、この道に生きることを始めた時があります。この道こそは、「わたしは道であり、真理であり、命である」(ヨハネ14章6節)と自らを現されたイエス・キリストご自身です。このお方は、「わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」(同6節)と招かれ、そのために「場所を用意しに行く」(同2節)と言われました。しかも、「戻って来て」くださって永遠の住いに導いてくださり、その歩みを支えてくださるとは、驚くべきことです(同3節)。この将来が確立しているならば、いかなる困難も乗り越えられるのです。
感謝したいことは、私たちがこの道に歩み出すことができるように、主イエスご自身が道を踏み外した私たちの身代わりとなって十字架に踏みつけられ、「新しい生きた道」を開いてくださったことです(ヘブライ10章20節)。

2.勝利の道です。
パウロが、「この道」と言われる福音をエフェソで約三年間伝道した結果、小アジア全体とその周辺に拡がっていきました。そのことが、同じ地域に行き渡っていたアルテミス神殿を中心とした偶像礼拝との対決を起こし、その利害関係者の反発と群衆による大騒動を起こさせたのです(使徒言行録19章24~34節)。パウロは、彼に及ぶ危険を察知した弟子たちや町の高官によって難を逃れるとともに、冷静に対応した町の書記官によって守られたのでした(同35~40節)。
以上のような出来事の中に、歴史を支配しておられる神と復活の主イエスと聖霊が共にいてくださって、騒動は治まったのでした。新しい命の道は静かに勝利したのです。
こうした中にあって、「コリントの信徒への手紙一」が執筆されことは(15章32節、16章8~10節参照)、主の臨在によるゆとりの勝利と言えましょう。勝利の主に栄えあれ!