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2011年1月2日

だから、恐れるな(2011.1.2)

宣教題  : 「だから、恐れるな」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖    書  : 使徒言行録18章5節~11節

パウロは、コリント伝道において、御言葉の宣教に専念しました。ところが、復活されたキリストは、なぜ「恐れるな。語り続けよ。黙っているな」と言われたのでしょうか。パウロは、多くの人々が救われた時に何を恐れたのでしょうか。そして、キリストが語られたことに対して、彼はどう応答したのでしょうか。

1.主の御言葉に立つ
パウロは、福音に対して反抗するユダヤ人に無理やり語り続けることをしないで、福音に対して心を開いている異邦人に伝えていきました(5~6節)。その結果、神をあがめる異邦人の家が用いられ、ユダヤ教会堂長一家が信仰に導かれました。それだけでなく、コリントにいた異邦人の多くが救われて洗礼を受けたのです(7~8節)。パウロは、こうしたことがユダヤ人の迫害をますます強くすることを知っていたので恐れたのです。そして、コリント教会の将来を案じて恐れたのです。
その時、キリストはパウロに、「恐れるな。語り続けよ。黙っているな」と、励まし、命じられたのです(9~10節)。それに応えたパウロは、主の御言葉によって再び強くされて、コリント伝道をやり遂げたのでした(11節)。
要するに、私たちにとって、主の御言葉に立つかどうかが分かれ目となります。

2.主の臨在信仰に立つ
パウロと同じように、私たちは気弱になって恐れを経験すると、自分が持っているものや置かれている状況に心が奪われがちになります。しかし、そのような中から、あらゆる恵みに満ちておられるキリストを見上げるならば、このお方との深い交わりに引き戻していただけるのです。
その時私たちは、「わたしがあなたと共にいる」との主の臨在の約束を新鮮な思いで見い出させていただき、慰められ、励まされ、力づけられるのです(2テモテ4章16~18節)。
私たちは、主の臨在信仰に立ち続け、キリストが生きて働いておられることを体験的に知るものとならせていただきましょう。