宣教題 : 「恵みは豊かに」 宣教: 川原﨑 晃 牧師
聖 書 : ヨハネ 1章14~18節
イエス・キリストは、人としては父なる神との親密な愛の交わりを持たれ、神であるということにおいては御父とまったく等しいお方です(14節、18節)。このお方には、「恵み」が豊かに満ちています(14節、16~17節)。そこで私たちは、この恵みに与かり続ける経験が大切です。
1.キリストの栄光を見る経験 14節
キリストは、「わたしたちの間に宿られた」のです。これは、キリストが私たちの間に住み着くようにして、私たちを神の仲間に入れてくださったことを意味しています。
その結果、「わたしたちはその栄光を見る」ことができたのです。そのことが最も鮮やかに現わされたのが、キリストが十字架において神の救いを成し遂げられたことによってであり(ヨハネ12章23~24節)、復活されて勝利されたことによってでした(同17章24節)。
私たちは、罪ゆえに神の栄光を受けられなくなっていたのですが、キリストの救いの恵みによって(ロ-マ3章23~24節)、神の仲間とされ、神を礼拝する者とされたのです。
2.恵みから恵みへと導かれる経験 16節
この恵みは、私たち皆が継続して受けていくものです。それは、「恵みの上に、更に恵みを受けた」とあるように、恵みを新たにし続けていただくことです。順境の時は順境の恵みが、逆境の時には逆境の恵みがあるように、キリストが与えてくださる恵みは、切れ目なく続き、尽きることがなく、常に生き生きと躍動していて、必要な時に大きな働きを生み出す力を持っています。
私たちはこの豊かな恵みに出会い、それを受け取り、そこに立ち続けるのです。そのためには、イエス・キリストの前に身を屈め、頭を垂れ続けていることが大切なのです。