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2010年10月24日

あなたも家族も(2010.10.24)

宣教題  : 「あなたも家族も」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖    書  : 使徒言行録   16章25節~34節
日本人の宗教意識には、信仰を持つということが、社会や家族から遊離された形で生きることと思っているところがあります。しかし、聖書が語る「救い」とか「信仰」は、聖書の約束にあるように「あなたも家族も」に及ぶものなのです(31節)。

1.救われます
ここには、迷信と商売と政治の混乱した世界の中で(使徒言行録16章16~24節)、家庭と誇りを背負いつつ自縄自縛の人生を生きる看守がいます(同27節)。要するに、救いを失った人間の姿があります。
そうした混乱の中にあって、パウロとシラスは、真夜中の牢獄で神に賛美をし、神に祈って礼拝をしていました(25節)。ここに、神の救いの力が現われています。救われるということは、いかなる時であっても、神が共におられることを知って、神を信頼し、神を讃え祈る者と変えられることです。
看守は、恐怖の中に置かれて「(私が)救われるためにはどうすべきでしょうか」と二人の伝道者に懇願しました。彼らは、明確に「あなたも家族も救われます」と、家族にまで及ぶ神の救いの福音を宣言したのです(30~32節)。神の救いは、神と人の回復のみか、人と人の回復にまで及ぶのです。

2.主イエスを信じなさい
「主イエスを信じなさい」とは、主イエスを信頼して、自分自身とその生涯を任せなさいということです。そのようにすれば、「あなた」という個人とともに、「家族も」救われて、家族全体が喜びと平安と愛に包まれる祝福にあずかるのです。
ひとり一人が信仰を言い表して「洗礼を受け」、キリストの愛と赦しと和解に生きるようになり、「神を信じる者となったことを家族ともども喜んだ」(33~34節)との恵みの輪が広がることを祈りましょう。