宣教題 : 「今も生きておられる主」 宣教: 川原﨑 晃 牧師
聖 書 : マルコ 16章19節~20節
主イエスが死から復活され、命あふれる恵みをもたらしてくださったことを心から祝い、讃えるのが聖日礼拝です。この時私たちは、全存在をもって、今も生きておられる主に向かうことが大切です。
今も生きておられる主は、どのように私たちと関わってくださるのでしょうか。
1.私たちと共にいてくださる
主イエスは復活された後、「天に上げられ、神の右の座につかれ」ました。これは、私たちが日常経験する悲しみの別離とは違って、主イエスはいつでも、どこでも私たちと共にいてくださることを意味しています(マタイ28章20節)。
このイエスを主と告白することは、罪と死に支配されて生きるのではなく、神の恵みの支配の中に生きることなのです。主イエスが「どういうお方か」を知ることは大切ですが、「今どこにおられるか」を知ることはさらに重要なことです。行き詰まりを覚えている真っただ中に、死を迎えるその場に共におられる主イエスは、私たちの苦痛や死と一つになってくださり、それに勝利してくださいます。そして、一時だけ共にいてくださるのではなくて、常時共にいてくださるお方です。
2.私たちと共に働いてくださる
続いて、「弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教」しました。主イエスの救いの御業、そして「イエスは主
である」ことを宣ベ伝えたのです。そのとき、「主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった」のです。それは、確かな地盤の上に「安定した錨」を下ろすように(ヘブライ6章19節)、主イエスが共に働いていてくださるという確かな信仰をもって神の御言葉を語ることなのです。
私たちは、神の御言葉を担って生きています。ところが、その御言葉を宣べ伝えることに自信を無くし、また臆しやすいものです。しかし、私たちは、いかなる時も信仰をもって聖書の御言葉を伝えていく時に、主イエスが一緒に働いてくださることを経験するのです。