題 : 「聖霊に励まされる教会」 宣教: 川原﨑 晃 牧師
聖書 : 使徒言行録 9章19節b~31節
生きておられるキリストの体である教会は、当然いのちと感情を持った人格ある存在です。喜んだり、望みに溢れたり、また悲しんだり、痛みを感じたり、失望したりすることもあります。そのために、教会は、慰められ、励まされて前進していく必要があるのです。聖霊によって励まされる教会とは、どういう教会なのでしょうか。
1.キリストが崇められている
教会は、その誕生から今日に至るまで、聖霊による御業が進められてきました(使徒言行録1章8節)。
エルサレムから始まった福音宣教は、「ユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方」まで進展していきました。そこに至るまでは、エルサレム教会への迫害から始まって、サウロの回心と福音宣教への召し(9章1~18節)、そして大胆な宣教が進められました(9章19~30節)。
そのために、主はダマスコの教会メンバ―であったアナニアを用いて、サウロを導かれました。また、主はエルサレム教会のバルナバを用いて、サウロの仲介人また保証人とされました。
「こうして、教会は」前進していたったのでした。その中心となって主役となったのは、サウロでも、アナニアでも、バルナバでもなく、復活の主キリストご自身でした。主イエス・キリストの御業は、それに喜んで従った人々によって進められるのです。崇められるのは、キリストご自身のみです。
2.聖霊が生き生きと働いておられる
教会に必要なのは、以下の七つです。「全地方」を視野においた宣教です。「平和を保」つ一致です。「主を畏れ」る姿勢をもった礼拝です。「聖霊の慰めを受け」ていることです。「基礎が固まって」成長していることです。活動と働きの「発展」があることです。そして、「信者の数が増えて」いくことです。
その中で、とりわけ聖霊に慰めと励ましをいただいていることが、教会の本来の姿です。
教会は、励まされる必要があります。それは、聖霊によって与えられるのです。聖霊こそ、慰め主として私たちの内に働いて力を与えてくださいます。
聖霊に慰められ、励まされ、力づけられることを知っている教会でありたいものです。それこそが、真の教会です。