題 : 「慰めによって」 宣教: 仁科 共子姉
聖書 : 2コリント 1章3節~11節
イエス・キリストによって新しくされたクリスチャンの人生にも苦難は無くなることはありません。それは,私達が苦難の中にあって神の恵みを体験し,それによって苦難の中にある人々を慰める者となるためです。
1.神の豊かな慰め
慰めを受けるのは苦しみの時です。クリスチャンにとっての苦難はイエス・キリストの苦しみを知る時であり、神の慰めを受ける時です。
私達はイエス・キリストの苦しみが私達の救いと慰めとなったことを覚え、その救いの恵みによって慰められ力づけられて生きる者とされているのです。神の慰めは豊かに私達に与えられます。
「神はあらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださる・・・」(4節)
2.神に信頼する者に与えられる慰め
パウロは死を覚悟したほどの大きな苦難の中で自分を頼りにするのではなく、神を頼りにしたと言っています。(9節)
苦難の中にある人を慰めることができるのは、その人と同じ思いになって苦難の中を共に歩む人です。
イエス・キリストは人としてこの世に来てくださり、人として苦しみを受けてくださいました。それゆえに私達の苦しみを理解して下さることができるのです。
私達がイエス・キリストにあって生きる生活の中で苦しみを受ける時、ただ神にのみ信頼するならば、神は豊かな慰めを以って私達を慰めてくださいます。そして私達は苦難の中にある人々に神の慰めをもたらす者とされるのです。
どんな時にも私達を愛してくださる全能の神に信頼しましょう。そして、神からいただく慰めによってあらゆる苦難の中にある人を慰めることができる者とならせていただきましょう。