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2008年8月17日

引きつける魅力(2008.8.17)

題   : 「引きつける魅力」   宣教:   川原﨑 晃  牧師
聖書  : マルコ 3章7節~19節
主イエスの魅力は、いかなる時にも毅然としておられ、定められた時と自らの進退をわきまえておられたところから溢れる品性にあり、それが人を引きつけました。
主イエスは、しばしば寂しい所に退いて、弟子たちとの親密な交わりを持ち、ご自身のお心を明らかにされました。

1.人を生かす御わざをなされた  7~12節
ガリラヤ人だけでなく、彼らを軽蔑していた人々や異邦人たちを含むおびただしい群衆が主イエスに従ってきました。それによって、主イエスは押しつぶされるほどの迫りを受けられました。これは、主イエスご自身の愛と恵みと力に満ちた引きつける魅力があったからです(ヨハネ12章32節参照)。
病気に悩む人とは、罪という病と死の力に悩み続ける人間の姿を表しています。また、真の神を失って汚れた霊のとりこになっている人とは、イエスが神の子であるという事実は知っていても、イエスを信じ、愛し、従うことをしない人間の姿が表されています。主イエスは、こうした一人ひとりを大切にし、愛し抜き、生かそうとしておられます。そこに、主イエスの引きつける魅力があるのです。
ここに、主イエス・キリストをかしらとする教会の本来の姿があります。

2.人を生かす器を備えられた  13~19節
主イエスは、一人ひとりの必要に応じつつ導くことが、どれだけ骨の折れるわざであるかを知っておられました。そのためには、どうしても主イエスの御わざにたずさわる器が必要でした。そこで、12人を選び、使徒として任命し、遣わしなさったのです。
そのために、主イエスは器造りをされます。引き寄せられる主イエスのそばに集まってきた12人は、主イエスのご意志による選択でした。それは、人間の合理的説明を超えた不思議な選択です。まず、ご自身のみそばに置いて交わりをされ、それから福音宣教のために遣わされました。
私たちの任命書は、主イエスの十字架の血潮で記されています(ヨハネ15章16節)。主に選ばれ、信仰に生きることは、遣わされて生きることなのです。