題 : 「初めに神が」 宣教: 川原﨑 晃 牧師
聖書 : 創世記 1章1節~31節
神のことばである聖書は、壮大な創造の記事が最初に記され、その創造は『初めに、神は』という力強いことばをもって始まっています。そこには、「どなたが」創造されたかを宣言し、「どのように」創造がなされたかについては多くを語っていません。
1.愛によって創造された 1~26節
『神は創造された』『神は言われた』『神は良しとされた』『神は呼ばれた』『神は造られた』とあるように、全ての存在と出来事の源は、創造主である神ご自身です。そして、神が言われたとおりに事がドラマの展開を見るように成し遂げられています。そこでは、神の霊が闇に光を与え、形のないところに命を与えています。
神の創造のみわざは、秩序正しく神の愛によってなされ、最後に創造の冠である人間を創造されました。ここから私たちの一日を、一週を、人生の様々な事柄をスタ―トさせるなら、私たちは神中心の在り方や生き方をすることができるのです。そして、私たちが神の意志にもとづいて生きることによってのみ、自らの人生の意味を見いだすことができるのです。
2.愛の交わりに生きるように創造された 26~31節
神は威厳と無限の力をお持ちで、私たちが畏れかしこむべきお方です。私たちは、この神との愛の交わりがもてる人格あるものとして、さらに責任をもって神に正しく応答できるものとして造られました。同時に、神は私たちを祝福して、この世界を正しく管理し指導する権限を私たちに委託されました。
そして、全ての創造が終ったとき、神は『見よ、それは極めて良かった』と、造られた私たち一人ひとりに名指しで語っておられます。どんなに憂い、つまずき、痛み、ほころび、罪と汚れがあっても、救い主イエス・キリストによる救いの道が開かれているゆえに、私たちを根底から支えていてくださるのです。
創造主である神は、愛ゆえに造り変え、愛の交わりの中に生かし続けてくださいます。それに対して、私たちが心からの感謝を言い表すことを、神は最高の喜びとされるのです。